罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
人形は痛みを感じない 人形は寒さを感じない 人形は心を持っていない
例えどんなに寒くても オルゴールを掻き鳴らして 挨を被り 廻り続ける
僕を責めて 僕を詰り 笑い続ける <ゴシュジンサマ>
嘲笑って 感じる心など無い 誰か傷付ける位なら
廻り続ける アナタの為に
鳴らし続ける ボクの為に
ココロが産まれないように
叩き付けて ボクを壊したなら 誰かを傷つけずに済むの
硝子の瞳に 醜いアナタを映す アナタに手を延ばしたくても ボクは廻り続けるだけ
打ち捨てられて 廻り続ける 打ちのめされて 掻き鳴らす
壊れないから 壊れてるから 壊れようがないから
焚き付けて 寒いから
叩き付けて もっと強く
縛り付ける台座が 弾け飛ぶ程壊れたら 自由になるのかな
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