橋本裕の日記
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2001年03月20日(火) 春の憂い

 今日は春分の日である。全国的にずいぶんあたたかい日になりそうだ。体調がよければどこかに家族で出かけたいところだが、あいにく私の風邪もまだ完治していない上に、今度は妻がダウンしてしまった。

「お父さんに悪性の風邪をうつされた」と言う。たしかにこの一週間ひどい咳をして、家中に病原菌をまきちらしていたから、おおいにありうることである。妻には申し訳ないと思っている。

 ところで、春分の日は昼と夜の長さが等しくなるのかと思っていたが、実際は昼の方が7分ほど長いそうだ。その理由は、日の出は太陽の頭の先が出たとき、日の入りは太陽が完全に沈んだときなので、太陽一個分の誤差が出ること。さらに空気の屈折率の関係で、地平線下の太陽が見えるためだという。

 まあ、いずれにしても、これからますます昼間が長くなる。そして若い命が、いっせいに匂い立つ。そうした生命の横溢を前にして、何やら鬱陶しさをおぼえるのは、私の生命力が衰え始めたからだろうか。


橋本裕 |MAILHomePage

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