橋本裕の日記
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風邪で寝込んでいたとき、食欲がまるでなかったが、ただ一つうまいと思ったものがあった。それはイチゴである。冷蔵庫で冷やして置いて、コンデンスミルクをたっぷりかけて食べたが、これがとてもうまかった。
そういえば、この季節イチゴ狩りに行ったことがあったと思って、過去の日記帳を読み返してみると、1989年3月21(火)の日記にその記述があった。12年前の今日、家族でイチゴ狩りに行っている。その全文を引用しておこう。
「家族で静岡、美保の松原へ、石垣イチゴ狩りに行った。海岸から富士山が淡く見えたが、日本平へ行ったときには曇り空で、富士山の姿は見えなかった。 イチゴ狩りは楽しかった。海も楽しかった。全行程400キロほどを、妻と二人で運転した。少々疲れた」
なおこのとき作った俳句が3句書いてある。
羽衣の海岸にくれば美女あまた イチゴ摘むハウスの中は春うらら イチゴ狩りたらふく食へよと妻の声
このころ小学生だった長女がもう大学生である。30代だった私がもう50歳になっている。昔の日記をひもときながら、ありし日の家族の光景を思い浮かべて、しばし感慨にふけったことであった。
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