橋本裕の日記
DiaryINDEX|past|will
昨日はこの春から大学生になる長女の引っ越しだった。妻と私の車2台に、荷物を満載して、一宮の家を出発。妻の車の助手席には次女が、私の車の助手席には長女と愛犬のリリスケ君が乗った。
「後ろをついていらっしゃい。でも、無理はしないでね。コケコちゃん(長女の愛称)が場所を知っているから」と妻は言う。とにかく木曽三川公園の近くを通り、最終的に名四国道(国道23号線)にのればよい。あとは、助手席の長女が三重大学の近くにあるアパートまで案内してくれると言うのだ。
ところが、長女は私に似て、方向音痴である。妻の車とはぐれた場合、この二人で本当に行き着けるか心配である。だから、私は必死に妻の車のあとを追った。途中、トラックが割り込んできたり、信号で離されたり、その上、妻がしきりに車線変更するので、何度もピンチに見舞われた。
おまけに、私の車は1500ccのカリーナだが、10万キロ以上を走った「老朽車」である。そこに荷物が満載されているのだから、思うようにスピードがでない。坂道などではエンジンが今にも分解しそうな悲痛な声をあげる。実は高速を使わなかったのは、私の車の性能を考えてだった。
片道85キロメートルを2時間ほどかけて、どうにか妻の車にはぐれることなく、長女の下宿に到着。二階建ての近代的なアパートで、入居者は全員大学生だという。長女の部屋は二階にあった。バス・トイレ、キッチンが付いていて、あとは8畳ほどの洋室である。月5万円に近い家賃は高いと思ったが、大学に歩いて通える距離で、環境もいいということだから、まあ仕方がないのかも知れない。 娘は今日から大学の合宿だという。一泊でどこかの山の中のロッジに泊まりに言って、教員や新入生同士の親睦をはかるのだという。親元をはなれ、新しい環境に適応するまで、いろいろと大変だろうが、持ち前の楽天的な明るさで何とか切り抜けてくれるのではないかと思っている。
|