橋本裕の日記
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2007年11月06日(火) 馬肥ゆる秋

 朝早く、妻が私の部屋に来て、「血圧をはかってください」という。最近は起きぬけに眩暈がするのだという。はかってみると、上が146.下が98もある。私以上の高血圧だ。

 眩暈がするのは最近、朝食にご飯を食べるようになってからだという。朝、昼、晩と三食ご飯を食べるようになって、かなり体重も増えたようだ。やはり体重の増加が高血圧の原因ではなかろうか。

「朝と晩は半分にしたほうがいいよ。そうすれば一日二食になる。自然に体重が落ちて、高血圧も改善するのではないかな」
「つい食べちゃうのね。ご飯がおいしすぎるのよ」
「そこをなんとかしなくちゃ」

 私は夕食は学校の給食を食べるが、これも半分しか食べない。妻も夕食はほとんど食べなかったという。ところが次女が警察学校を卒業して、この10月からは家から通いだした。そして朝食や夕食を一緒に食べるようになった。そのせいで妻もつられて食べてしまうらしい。

 妻は午(うま)年の生まれである。朝食のとき、おいしそうにご飯を食べている妻を横目で見ながら、「天高く馬肥ゆる秋だね」と冷やかすと、妻はおどけたように「うま、うま」と言いながら笑っている。これでは体重を減らすことはぞめない。食欲があり過ぎると言うのも、困ったことだ。

(今日の一首)

 新米をうましうましと平らげる
 妻は午年我は寅年


橋本裕 |MAILHomePage

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