橋本裕の日記
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昨日、青春18切符を使って、妻と二人で京都へ遊びに行った。関ガ原をとおり、長浜あたりまでは日がさしていたのに、京都に近づくにつれて雲行きがあやしくなった。
京都駅を降りると、雪がちらついていた。「雪の京都も風流だ」などといいながら、まずはバスで清水寺へ行った。12月に忘年会の後、K先生と来ていたので、一ヶ月ぶりである。やはりそのときと同じように茶屋に入り、好物のぜんざいを食べた。
清水寺に来たのは私は5回目くらいだろうか。妻に訊くと、「私は50回目くらいかな」という。これには驚いた。若い頃、京都に凝っていた時期があるらしい。「あと、何回来れるかな」というので、「20回くらいじゃない」と答えておいた。
そのあと三念坂で買い物をした。妻がひいきにしている「かめや」という竹細工の店があって、妻はそこで愛用のバターナイフを3本買った。一本は長女にやり、もう一本は行きつけの喫茶店のマスターへのお土産だという。もう一本もそのうちだれかにやるのだろう。
そのあと、円山公園を通り、知恩院、八坂神社へ行った。それから祇園を散策。忘年会の会場だった「美登喜」という店を妻に見せた。残念ながら舞妓さんは見かけなかったが、着物で着飾った女性にはたくさんであった。成人式のあと、晴れ着で街に繰り出したのかもしれない。
祇園から四条川原町まで歩き、加茂川の四条大橋のたもとにそびえている東華菜館という歴史を感じさせる中国料理屋で少し遅い昼食をとった。ここは数年前に万葉の旅で来たところだ。妻と二人で酢豚、春巻き、水餃子、スープなど四品ほど注文した。
<四条大橋のたもとに、ひときわ目立つ洋館がある。玄関まわりのデコラティブな造作が印象的なこの建物は中華料理店。昔は西洋料理店だったそうだ。北京料理の東華菜館は、高級なコース料理もあるが、ビールのつまみに一品料理も気軽に楽しめる>
あるブログから引用させてもらったが、大正時代に外国の設計士によって設計されたというスペイン風の建物はなかなか風格がある。ただし二人で中華の四品は食べきれなかった。「安くてうまい店だ」と言って妻を連れてきたが、結局5千円あまり請求された。妻は予想外の出費に、少しお冠だった。
京のまち妻と歩けば小雪降る
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