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勉強会、買い物、命日 - 2011年05月15日(日) 朝から、毎月一回の定例の勉強会へ。 予習しておいた教材がどこかに行ってしまったのに朝になってから気づき、探したが見つからない。 仕方ないので手ぶらで向かった。 宿題を忘れてくる生徒もこんな気持ちなのだろう。 自分の不注意が恥ずかしくて情けないので、それを隠すための嘘をつきたくなる。 嘘をつくほうがよほど恥ずかしいことなのだとわかるのは、嘘をつかれる立場になってからだ。 夕方から買い物に出かける。 キッチンワゴンとランドリーラックを買わないといけないのだけど、経験上、この手のものは安物を買うと必ず後悔するので、かなり慎重にあちこちの店を見て回った。 そして結局どこで買うでもなく、帰宅してから楽天で注文した。 考えてみたら、今うちにある家具家電はほとんどネットで買ったものだ。 リアル店舗で買って運んできたのは机とテレビだけだ。 初夏の空気に浮かれる。 16日は学の命日だ。 けれど今わたしは浮かれている。 そしてそういう自分をこのように冷静に観察している。 なるほど、やはりわたしは逃げたがっているらしい。 どんなに苦しんだとしても責任の取りようがないので、逃げることを選択したがっているようだ。 それでいいのかどうかは、まだわからない。 ご家族から連絡が来ないのは、わたしを気遣ってのことだと思う。 去年も、おととしも、連絡はなかった。 学のお姉ちゃんからもらったCDを、わたしはまだ聞くことができない。 聞くのが怖い。 お姉ちゃんが、何とか前に進む手立てになったと言ってわたしに送ってくれたCD。 たぶん、ずっとわたしは聞かないつもりなのだと思う。 学が喧嘩した後に仲直りのために買ってきてくれた、皇帝ペンギンのDVDも、まだ見ることができない。 これも、ずっとそのままにしておきたいのかもしれない。 凍結させたいのだ。 たぶん。 うん。そうね。たぶんそうだと思う。 前に進みたくないのだ。 「学のせい」ではない。 あくまで自分の気持ちだ。 あー。いや。ちがうな。 どこかで「学のせい」にしたがってるんだな。たぶん。 わたし自身のずるさとか弱ささえも、学になすりつけようとしているのだ。 「死人に口なし」ってことで済まそうとしているのか。 うーん。我ながらすさまじいクズっぷりでいっそ他人事のようにすがすがしささえ感じるほどだ。 ここまで図々しくなれば、そりゃ初夏の空気もおいしいよね。 わたしは学の件でPTSDとかにはならなかったし、ルボックスはよく効いていると思う。 あとはすべて、わたし次第なのだ。 わたしが前に進めずにいるのは、学のせいではない。 学は、そんなことに都合よく使われてよい存在ではない。 あー。でもなあ。 でも、とても受け止めることなんてできないんだよなあ。 どうなんだよ学、怒ってるのか?返事しろよー。 わかんないんだよなあ。話ができないから。 こうやっていつまでもわかんない状態でいることが、わたしへの罰なのかね。 いや罰とか言うとなんか学が痛い人みたいだな。 学のせいとは思ってない、それはこれっぽっちも思ってないんだよ。さっきと言ってることが矛盾するけど、そういう悪魔のささやきは無視できないんだけれどさすがに負けてるわけじゃない。一応真っ当にこうやって考えてはいるんだよ。 進みたい、と思ってる一方で、もうどーでもいいじゃん、と捨て鉢になってる自分もいるわけで、なんでそうやって捨て鉢になるのかというと、そこで学のことを理由に出したがるんだよね、そこがわたしの卑怯なところだ。 「学を殺したわたしに生きてる価値なんてない」とか、悲劇のヒロイン気取りちょううけるwwって感じです。かなりのバカだ。ダシにすんな、って話よねー。お前が怠けたいのはお前の勝手だろと。人のせいにすんなと。まあそういうことです。 人生は重き荷を背負ってうんたらかんたら、と昔の偉い人は言ったらしいが、重き荷ってなんのことはない、自分だよね。自分うざー。自分ついてくんな。どっかいけ。 -
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