Love Letters
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昨日から、
少し落ち込んでいた私。
今朝、あなたはオフィスから電話をくれました。
「どうしたの?
珍しいね。会社からなんて。」
「うん。朝一番でオフィスに着いたから。
どう?少しは元気になった?」
付き合い始めの頃、
あなたは、メールやチャットに比べて、
電話というコミュニケーションツールが
あまり好きではなかったようです。
それでも、
私が、落ち込んでいるのを知ると、
直ぐに電話をかけてきてくれました。
一度、生理が遅れたことがありました。
予定日の直前に、あなたとは抱き合っていました。
その日、私達は、
あなたが私の中でいった後も、
暫くの間、きつく抱き合っていました。
それが原因で、
あなたが私の身体から離れる時、
避妊具が私の身体の中に残ってしまい、
私は妊娠の可能性を心配していました。
微熱が一週間以上続いて、
私は、不安な気持ちで過ごしていました。
あなたは、毎朝、私に電話をくれました。
「大丈夫なはず。
きっと、遅れているだけだよ。」
「もし、赤ちゃんが出来ていたら、
子供達を連れて、俺の所へおいで。^^」
あなたの言葉に、私はどんなに安心したでしょう。
結局、予定日から一週間遅れて生理が来ました。
生理が来たことをあなたに告げると、
「良かった。安心したよ。(笑)」
「心配していたの?^^」
「そりゃそうだよ。
小夜子を苦しめるようなことになったら、
全て俺の責任だし。」
「あなたはちっとも、
不安がっているようには見えなかったけど?^^」
「それは、もし俺が不安そうな様子を見せたら、
小夜子は、もっと不安になると思ったからだよ。」
あの時、私は、
あなたの包容力の大きさをしみじみと感じました。
「小夜子が落ち込んでいるとわかってる時、
電話で小夜子の笑い声を聞くとほっとする。」
それからというもの、
私が落ち込んでいる時、
あなたが朝一番で電話をくれるというのが、
習慣になりました。
今朝も、
私を元気付けに笑わせようと
電話してくれたあなた。
だけど、今朝の電話は、
私をますます寂しくさせてしまったみたい。
「会いたいよー。」
「会ってから、まだ一週間も経ってないのに…(笑)」
熱く愛し合った後の一週間が、
私にとっては一番寂しいってこと
あなたは知らないのかな。
小夜子
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