Love Letters
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2003年06月02日(月) 冷めていく想い


 昨夜は、

 早い時間に

 ベッドに入り、

 タオルケットを頭まで被って

 泣きました。



 今朝は、

 朝から

 すがすがしいお天気。



 昨日のことなど、

 まるですっかり忘れてしまったみたい。

 メモリーが悪いのは、

 こういう時には都合がいいものです。




 急速に冷たくなっていく

 あなたへの想い。

 私の心は、

 高速冷却可能なフリーザーみたい。




 私達の繋がりは、

 普通の恋人達とは少し違うものだったと思います。

 私のあなたへの想いには

 相当な

 不純な動機が混じっていたような気がします。




 あなたと知り合った頃、

 私は、

 この世で最もかけがえない者の

 限られた命のスパンを知らされて

 辛い日々を過ごしていました。




 私には、誰かが必要でした。

 それは、恋の相手でなくても良かったのです。

 寧ろ、私が求めていたのは、

 soul mate

 のようなものだったのでしょう。

 強い精神の繋がりがあるなら、

 女友達でも良かったのです。





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 そうでしょう。

 状況が落ち着いている今だけは、

 あなたに甘えないようにしようと

 私はいつも思っていたからです。

 でも、

 一人で抱えきれないほど

 苦しい時期が来たら、

 私はあなたに甘えてしまうだろう、

 あなたはきっと甘えさせてくれるだろうと

 勝手に思い込んでいました。



 それは、

 一緒に住むことではなくて、

 別々に暮しながらも

 精神的支えになってくれるだろうと

 思っていました。




 「小夜子が本当に辛い時、

  俺は、小夜子の子供達のお父さんのように

  小夜子が置かれている厳しい現実から

  逃げてしまうかもしれない。」



 
 あなたは誠実な人です。

 私が直面するであろう

 ずっと先の状況まで考えていてくれたのですから。

 自分が弱い人間であることを認めることが出来る

 勇気のある人なのでしょう。




 どうか、心配しないで。

 私は、

 いつのまにか、

 自分でも驚くほど強い人間になれたみたいです。

 5年後、10年後に何が起ころうと

 私は大丈夫。

 誰にも負担をかけたりはしないから。




 初夏の明るい日差しに

 頬に残っていた

 たった一滴の涙すら

 あっという間に

 乾いてしまいました。




  昨日の日記を読まれたエンピツ書きさん達から

  沢山の励ましのメールを頂きました。

  ありがとうございました。

  小夜子



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小夜子

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