Love Letters
DiaryINDEX|past|will
イタリアンレストランの後に
バーへ行く予定だったけれど、
あなたの体調があまり良くなかったので、
そのままホテルに戻りました。
あなたは少し具合が悪いと言って、
服を着たままベッドに寝転びました。
出会った頃は
お泊りデートといえば、
何度も抱き合っていた私達。
この頃は何だか年を重ねた夫婦のようです。
今のような関係が
私にとっては少し寂しい気がするけど、
あなたにとっては心地良いのだと思うのです。
以前そんな風に言っていたし。
相手が自分にとって空気のような存在になった時、
別れはより重いのか、それとも軽いのか。
あなたと過ごした幾つかの夏。
アルバムから切り取られた写真みたいに
眩しかった季節の光景が鮮やかに蘇ります。
そして、
今年の夏休みも
駆け足で過ぎてゆこうとしています。
0574 W.S.R
人気サイトランキング
小夜子
|