海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年05月29日(木) マキノ山田錦田植え(金谷キャスター奮闘す)

4時30分起床。
絵に描いたような快晴! 
田植え日和です。

朝のうちにNHK大津放送局、金谷キャスターの依頼で過去7年の記録写真のうち、ほかの田んぼとの比較できる写真、鹿の食害にやられたときの写真、みんなで一杯やっているときの写真などをインクジェットプリンターで出力(ほんとの写真のように出力できるのですが、時間がかかるのが玉にキズ)。

田植えの取材のあと、蔵内の取材もあるということなので蔵の中も掃除をしたり、きき酒の準備をしたり、あっというまに8時になり、急いで田植えの現場にむかいました。

現地には、吉原さんがすでにスタンバイ中、いつでも田植えがはじめられる状態です。そのあと平井さん親子、NHK大津放送局取材クルー4人と、京都北白川の西村酒店さんからお手伝いの香西君も到着して、9時過ぎ田植えがはじまりました(1町2反のたんぼに田植え機2台、作業人員6人というとっても贅沢な田植えです)。

NHKの金谷キャスターは、今年4月に大津放送局に入社したばかり、非常に初々しく、熱心に取材をしておられ、吉原さんの奥さんから、田植えの服装をかりて実際に田植えを体験されました(へっぴり腰が御愛嬌、6月はじめ更新予定のホームページ表紙をごらんあれ)。

田植えの模様をとった撮影クルーは昼前に吉田酒造に移動、玄関や蔵内、マイナス3度の生酒用の冷蔵庫の様子をとった後、私にインタビューです。ふだんえらそうなことをいっていますが、こういうのはまったくの苦手、思っていることの半分くらいしかしゃべれません。

3時前にすべての取材が終了、クルーは放送局にお帰りになり、4枚の田んぼ(1枚3反)もすべて無事苗が植え終わりました。

田植えを終えた田んぼを見ていると、経営者としての責任が重くのしかかってきました。この日本酒不況の時代に、こんなにたくさんの人の力を借りて収穫したお米を買わせていただき、お酒に変え、販売する。ぜいたくでありがたい話なのですが、プレッシャーもまたひとしおです。

今後ともマキノ山田錦の成長の様子、仕込みの様子は、読者の皆さんに日記や、ホームページの中でお伝えしてまいります。よろしければ今後ともよろしくお付き合いください。







 < 過去  目次  未来 >


ほろよい [HOMEPAGE]

My追加