2003年07月06日(日) |
美酒宴遊会リハーサル |
7月21日にマキノプリンスホテルで開かれる「美酒宴遊会」のリハーサルがありました。
リハーサルとはいっても出品するお酒をホテル関係者がきき酒して「ああでもないこうでもない」と批評するくらいだと考えていたのが大きなまちがいでした。
その日は、わざわざ大津プリンスホテルの北野総料理長がおいでになり、マキノプリンスホテルの若村支配人、吉野料理長、和食担当責任者の山岡さんなどが勢ぞろい、当日と同じコース料理を出して、実際に私の提案するお酒とマッチングさせ、提供温度や酒器を選定するという本格的で気合のはいったリハーサルになりました(こんなことならお昼ご飯を抜いておけばよかった)。
決まったメニューとお酒のサービスはこんな風です
乾 杯 <雪冷え:純米大吟醸生 花嵐(マキノ山田錦)スパークリングワイン風>
前 菜 鮎風干しうるか風味、白瓜サーモンチーズ射込み、 烏賊の酒盗あえ、鶏肝松風、雲丹ずんだあえ <雪冷え:辛口純米生原酒> <花冷え:竹生嶋 純米大吟醸>
造 り 鱧おとし、あしらい一式 <常温:特撰金紋 竹生嶋 特別本醸造>
魚 料 理 福井小浜湾産ひらめ『竹生嶋』の酒蒸し:貝類のユイルソース <花冷え:純米吟醸生 雪花>
焚き合わせ 文銭豆腐(うなぎ、海老、アスパラ、麩、湯葉、蓮根、銀杏) <日向燗:竹生嶋 純米酒 マキノ里山米>
口直し(シャーベット) <純米吟醸生 雪花 みぞれ酒>
肉 料 理 和牛フィレ肉のステーキ:フランス産マスタードソース 夏野菜の付け合せ添え <人肌燗:常温熟成 吟醸原酒 忘憂(ぼうゆう)2001年>
サ ラ ダ トマトのサラダ ご は ん 近江米こしひかり、地元野菜の漬物、奈良漬(竹生嶋蔵元特製)、味噌汁
フルーツ 無花果
食 後 酒 <常温:常温熟成 純米大吟醸 鬱金(うこん)1993年>
<お酒の温度を表現する言葉> 雪冷え:摂氏5度くらいのキンキンに冷やした状態 花冷え:摂氏10度くらいの、やや冷えくらいの状態 日向燗:摂氏30度くらいの、ほのかに暖かい状態 人肌燗:摂氏35度くらいの、体温よりやや低いくらいの状態
あちこちでお酒の会は開かれていますが、料理が変わるとお酒も変えて、提供温度にも心配りする会は、これまであまり開かれていないと思います。まさに料理と酒とサービスのプロが集合しないとできない企画ではありませんか。
これで税・サービス料込みで7.000円とはまことにお徳。当日は、ほろよいはもちろん、北野総料理長も参加され、料理と酒談義に花が咲きます。御期待ください。
6日現在、予約人数は10人ということで、20人の定員にまだ余裕があります。御希望の方はおいそぎください。
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