海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年07月22日(火) 年度末

酒の業界には3つの年度があります。

まず一般にいわれる年度で、4月から翌年の3月まで、これは大方のお役所にあわせた年度です。

次が会計年度。ほろよいの蔵は9月決算ですから、10月から翌年の9月までの1年間となろます。

もうひとつ、酒造年度というものがあり、これは7月から翌年の6月までの1年間となります。

感覚的には、8月末から新米がとれはじめ、早いところで、9月からお酒の仕込みがはじまり、翌年の4月から5月に酒造が終了して、1年が終了するという感じでしょうか(平成14年産のお米で造ったお酒が、平成14酒造年度醸造酒と考えると理解しやすいかもしれません)。

実は税務署職員など国税庁のお役人さんの移動も7月1日に内示、15日発令となり、酒造年度もこれにならっているのかもしれません。

というわけで、平成14酒造年度が6月で終わったため、平成14酒造年度製造状況調査の提出というお仕事が7月にあり、この冬の製造実績にかかわる数字の集計でちょっと忙しい目をしています。

お中元の出荷や、県内外の酒販店さんへの生酒の出荷などもあるので、直接経営の足しにならないこういった報告ものはあまり歓迎したくないというのが本音です。

集計したデータがでれば、それはそれなりに1年の区切りで、昨年度と比べてというような経営分析はできるので、あながち無意味ではないのですが、出てきた数字から読みとれるのは「けっこう精米歩合が高くて、アルコール添加の少ないお酒を造っている割には出荷が思うように伸びていない」という事実。気が滅入ります。

この平成14酒造年度製造実績の数字は、ホームページと「湖畔の蔵元」2003年総合版で8月までにディスクローズいたします。







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