海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年07月28日(月) 鳥人間着水す

きょうはマキノ町知内の川裾神社の夏祭りです。

ほろよいは宵宮参りのあと、取引先のO酒店におよばれです。

O酒店さんは琵琶湖の鮎などを佃煮に加工し、手広く販売しておられる傍ら、酒販店も経営、町会議員としても御活躍です。

御商売柄、周辺の漁師さんともおつきあいがあり、宴席にはほろよいのよく知っている近所のNさんという漁師さんがおられました。

手土産がわりに持ち込んだ竹生嶋純米大吟醸を酌み交わしていると、先日、彦根で行なわれた「鳥人間コンテスト」出場のうちの1機が海津の近くまで飛来したというお話です。

その日N氏は鮎のすくい漁のために、朝早く海津沖で鮎の群れを探しておられました。すると時ならぬヘリコプターの爆音と、ボートが急接近「よけろ、よけろ」というジェスチャーをしたそうです。

ふりかえると、プロペラを回転させた人力飛行機が高度3メートルほどの高さで、まっすぐにN氏の船に近づいてきたというのです。

当ホームページの6月の表紙の写真にあるように、すくいの船は3メートルほどのやぐらが組んであり、漁師さんはその上で鮎の群れを探したり、漁船の操縦を行ないます。

もろに、やぐらに衝突!アワを食ったN氏はフルスロットルで回避し、事無きを得ました。

湖岸にさしかかる手前で人力飛行機は着水し、記録はなんと28km。N氏は飛行機の操縦者と一緒に取材を受けたそうです。

ところが今大会はもう1枚上手がおられ、彦根から琵琶湖大橋付近まで飛行した機体が優勝だったそうです。記録は実に32km。

だいぶ呑んでからのお話で尾ひれがついているかもしれませんが、「鳥人間コンテスト」で人力飛行機にぶつかりそうになった漁船がTVに出れば、それは、ほろよいの近所のNさんであります。





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