海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年08月17日(日) 冷夏

ぶるぶるぶる おろおろおろ ほろよいです。

8月にはいり少し日照が改善したかと思えばまたまた冷夏に逆戻り、お盆の期間中は曇ったり雨降りの日ばかりで、快晴の日がなかったという大変な年になってしまいました。

この時期はハナエチゼンやコシヒカリといった品種が、つぎつぎに出穂(しゅっすい)開花して、受粉し、子孫を残すためにお米の中身を充実させる時期にあたります。

こんなに低温と日照不足、雨降りがつづくと、イモチ病が発生したり、花が雨に打たれて受粉が阻害され米が実らなかったり、受粉しても日照時間が足りないと光合成が充分に行なわれずお米の中身が充実しません。

1993年の冷夏以来の、大凶作になる可能性がでてきました。

お米の市場では本年産早期米の入札がはじまっており、本年産宮崎県コシヒカリが入札で60kg24.091円の高値をつけました。

これは前年同期で7.791円(47.8%)の大幅な値上がりだそうです。

おまけに、不作を見越した米穀業者が14年産米の確保にのりだし、銘柄米を中心に高値で取引されているそうです(興味のある方は「米穀データバンク」のサイトを検索されると、お米の相場や、作柄、不当表示した業者の処分などの資料が出ておりおもしろいと思います)。

93年と異なるところは、古米、古古米の備蓄が充分にあることで、新米にこだわらなければお米がなくなってしまうということはないようです。

山田錦も茎の中に幼穂(ようすい)が形成され、出穂の準備をはじめる時期になっています。天候の回復をいのるばかりです。










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