午前中、拙ホームページ9月の表紙に使う写真を撮りに、マキノの山手の方をひとまわりしてきました。
マキノ山田錦もそうですが、吟吹雪もそろそろ出穂(しゅっすい)が始まっているはずで、その様子もとっておきたかったので、契約栽培先の久保井、安井御両人の田んぼものぞいてみました。
案の定、出穂がはじまっていました。
ほろよいは出穂したての青々とした穂が風になびいている様子が大好きです。いかにも生命力に満ちあふれ、豊穣を予感させるシーンだとは思いませんか。
しかし、今年は田んぼの色がよくありません。出穂したての吟吹雪の田んぼはともかく、収穫直前の田んぼや、穂が出そろって黄色味を増そうとしている田んぼの色に冴えがありません。
天候に恵まれた年なら、つややかでまさに黄金色と表現できる田んぼがほとんどなのですが、今年は茶色味を帯びたり、イモチ病にやられ白っぽくなった稲穂がべったりと倒伏しているような田んぼもけっこうあって、遠めに見てもあんまり感心できません。
9月は秋晴れができるだけ続いて、晩生の吟吹雪や山田錦だけでも、そこそこの収穫になるよう祈るばかりです。
知内川中流域にある吟吹雪の田んぼを後にして、さらに山手に向かいます。冷夏といっても、しっかりとススキの穂があちこちで出始めていました。
石庭のかたくり寺から、里山ごしに竹生島が見えるスポットがあることを思い出しそちらに向かいます。こちらの集落はお寺のお世話を丁寧にしておられ、敷地内の雑草はきれいに除草されています。
日ごろのお仕事を忘れ、ひなびた山寺の風情を楽しみながら、最高のショットを取ることができました。
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