海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年09月23日(火) きき酒王誕生!

「滋賀県きき酒王決定戦」がありました。

立場上ほろよいは競技委員長です。

エントリーした参加者は59名。そのうち半分ちょっとがリピーターで、ここ数年連続挑戦という猛者も何人かお見えでした。

競技は7種類(吟醸酒、純米吟醸酒、原酒、辛口酒、生酒、本醸造、純米酒)のお酒をきき酒するものです。

全国大会では全問正解があたりまえ、例年プレイオフに必ずもつれこむ位のレベルの高さなので、全国を狙える選手を選抜するためにも、競技委員長としては出題に頭をひねります。

たとえば一番濃厚でコクのある酒を一番先にもってきて、2番目は辛口の酒を出し、選手の舌を早いうちに疲労させるとか、淡白な酒と濃い酒を交互に並べて選手を撹乱させるとか、とにかくストレスの大きな中で確実にきき分ける能力がある人を選抜しなければなりません。

今回は、減点2で2名がならび、プレイオフで決着がつきました。

プレイオフのきき酒は、7社のレギュラー酒(上撰クラス)のきき酒で、最初の問題とは格段に難しくしたのですが(私たちプロでも全問正解が難しいと思います)、2名とも3点を的中され、間違いの度合いで女性の方が優勝、男性の方が準優勝になりました。

ちなみに優勝者は、賞状、優勝マス(恒例で「きき酒選手権滋賀大会優勝」と焼印を押した一升桝がトロフィーがわりです)、お酒720ml50本(県内の蔵元ほとんどすべてのお酒がはいっています)。準優勝は賞状とお酒720ml25本が副賞です。

お二人とも10月17日、東京サンケイプラザで行なわれる全国大会に滋賀県代表として出場していただきます。

ちなみに、去年まで10位以内に顔をだしていた、きき酒大会の常連好成績組は今年はおしなべて不調で、フレッシュな新人が何人も上位に進出してくれました。この世界も構造改革が進んでいるのでしょうか。

さて今年はは全国でどの程度に食い込めるでしょうか。2名の代表選手に期待です。














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