海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2003年11月14日(金) 酒類販売管理研修

酒類販売管理研修なるものを受講してきました。

今年から小売酒販免許が自由化され、まっとうな社会人なら申請をするだけで酒販店が開業できるようになりました。

すこし前まで「隣の酒屋さんから500メートル以上離れていること」などという「距離基準」をはじめ、対人口あたりの店舗数を制限する「人口基準」など、いろんな規制があって、おいそれと酒販免許などもらえなかったのですが、今では免許を申請すれば、どんどん免許がおりるようになりました。

しかしながら、お酒というのは「致酔性」がある嗜好品ですから、むやみやたらに自由化すれば「未成年飲酒」とか「キッチンドリンカー」「アルコール依存症」などの社会問題を引き起こしがちです。

こうした社会的責任を自覚した酒販店を育成するためにもうけられたのが「酒類販売管理者」だそうで、「未成年者飲酒禁止法」や「独占禁止法」など酒の販売に関するいろいろな法律のあらましや、お酒の管理のしかた、お酒の基本的な知識など、3時間の研修を受け、今津小売酒販組合理事長名の受講書をいただいてまいりました。

あたりまえのことばかりなのですが「案外いいことを教えているなあ」という印象をうけました。総じて酒販店さんは、金勘定はしっかりしているのですが、お酒の基本的な知識がなく、販売についてまわる責任を自覚しない方がけっこうおいでなので、今日のテキストを通読するだけでよい勉強になると思います。

すでに24時間営業のコンビニでは「深夜、未成年のバイトが未成年に酒を売る」というとんでもない状況が生まれています。「お酒を売ることの社会的責任」というものは、もっともっと強調されなければなりません。











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