海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年02月08日(日) 浮島現象〜ほろよい淡路島へ行く 



甑倒しが終わった最初の日曜。午前8時からの蒸し取りもなく、すこしゆっくりできるかなと思ったら、マキノ町内の酒屋さんの懇親日帰り旅行がはいりました。

午前7時半にマキノを出発し、明石海峡大橋を経由して洲本温泉で温泉につかったあとで昼食会というスケジュールです。

6時起きで琵琶湖を見ると、急激な冷え込みで、琵琶湖の対岸の山々が浮いて見えます。冷えた日にはよく見られる現象ですが、今日の浮島現象はけっこうハッキリと浮いていて、早起きしてちょっと得した気分でした。

予定通りの時間にお迎えのバスがやってきて、今日参加する8名の酒販店さんを全部ひろって、一路淡路島に。会長さんのあいさつが終わるいなや、もう乾杯です。

郡内の造り酒屋さんや、酒問屋さんからいただいた、カップ酒やらビールを朝8時すぎから呑んでいるのですから、ほろよいを含めまったく始末に終えない面々です。

もうかっていた昔はもっともっとハデで、山代温泉や山中温泉に繰り出して夜通しドンチャンやっていたのですが、DSの出現や、スーパーの台頭でお酒の販売が低迷するようになってからは先細りの一途です。

郡内の他の町村の酒屋さんの会にくらべると、組織力は強く、まだまだこうした組合の行事への出席率はよいほうなのですが。

人間って奴は、忙しいから仕事に都合をつけて遊ぶ時間を作るようで、商売がヒマだと、時間に余裕はあっても遊びにはいけないもののようです。

参加しておられる酒販店さんにしても、ほろよいより年配の方ばかり。これからもお酒を中心に商売していこうと決めている後継者をお持ちの方は、誰一人おられません。

店舗をコンビニ化された方、大学を卒業した息子さんは会社勤めの方、夫婦共稼ぎの空き時間にお酒を近所に販売されている方、そんな酒販店さんばかりです。

楽しい一日でしたが、酒販業界の行く末を案じて、少し悪酔いしたほろよいです。









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