海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年03月22日(月) 四合?四号?

石、斗、升、合、勺ってわかりますか?

尺貫法時代の容量の単位です。
お酒の世界では「一升ビン」などといい、いまだに普通に使われています。

基本的に10進法で、1升を基準にすれば
1升が1.8リットル、10升が1斗で18リットル、100升が1石で180リットルになります。

ちなみに年配の蔵人さんは、9000リットル級のタンクを50石タンクなどといまだにおっしゃいます。

「あなたのお蔵は何石つくってますか?」「うちは500石です」といえば、
90.000リットル造っていることになり、一升ビンで5万本の生産をしているという意味です。

逆に
1/10升が1合で180ml。1/100升が1勺で18mlとなります。

ちなみに4合ビンとは「4合(720ml)入る」ビンのことであり、「4番目の大きさ」などという意味の「4号ビン」ではありません。

お酒に関するホームページなどを読んでいるとでたまに4号ビンなどという記述が出てくるのですが、これは単なる変換違いでしょうか?それとも意識的なのでしょうか?

老婆心ながら御説明まで。




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