海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年05月05日(水) 倭は国のまほろば

連休最終日、お店は両親に頼んで、ほろよいは久しぶりの家族サービスです。

実は愚妻は聖徳太子おたくでして、奥様の熱い希望により、親子4人で飛鳥に行ってきました(わたしゃかまわないんですが、お付合いする子供たちは大変です)。

8時前にマキノを出発。湖西線〜近鉄奈良線を経由して、11時すぎに飛鳥に到着。
駅前にはなんとレンタサイクルの客引きが!

けっこう疲れたママチャリが1日1.000円とはなかなかよい値ですな。

とはいえ飛鳥をうろつくには自転車が一番、親子4人の銀輪部隊の出発です。子供たちもしっかりとペダルを踏んで進んでいきます(こんなときですね、子供たちの成長にふと気がつくのは)。

亀石やら橘寺を見て、奥様の本日の目玉、酒船石遺跡で最近発掘された亀型石造物との御対面です。

なにやら亀の形と小判のような形をした水盤が、石畳の中にならんでいるだけなのですが、奥様は至極満足そうでした。

近くの売店で、柿の葉寿司とおにぎりの昼食です、橿原市内の造り酒屋さんのカップ酒がありましたので、思わず2本買って日差しがさし始めたの空のしたでグビグビやっていると久しぶりの開放感(カップ酒2本で気分がハイになるのですからおめでたい専務です)。

観光客は、なんだこのオヤジはと、いささか引き気味に通り過ぎていきます。

こころよい酔いにまかせて「なんだいあの遺跡は、まるで水洗便所みたいじゃないか」言ってみたり、「こんな所なら、マキノの竹やぶに知り合いの石屋さんに似たようなものを並べてもらったら似たようなものが出来上がるんじゃないか」などと放談して、いたく奥様の機嫌をそこねた次第です。

すでに快晴となった空の下、飛鳥の丘陵地から周囲を一望すると、新緑でむせかえるようです。日本武尊が「倭(やまと)は国のまほろば、たたなずく 青垣 山隠(やまごも)れる 倭し 美(うる)わし」と詠んだのもむべなるかな。すばらしい景色でした。

ひさぶりに仕事をはなれ、充電したほろよいでした。
(やっぱり仕事からはなれる日をキチンと作らんとダメですなあ)


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