海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年06月10日(木) 畦道ロードにほろよい専務2004/徳島阿波町




↑阿波山田錦の苗。苗箱1枚あたり播種量150gから160gとやや多め、マキノ山田錦の苗(播種量100g弱)に比べると、1本1本の苗の太さが貧弱で細く感じます。このあたりはまだまだ改善の余地があると感じます。


かれこれ10年以上続けて購入している「阿波山田錦」の見学会でした。

今年は隣町の蔵元「琵琶の長寿」さんの息子さんと一緒で、呉越同舟の日帰り旅行となりました。

彼は大学卒業後、東京農大の小泉先生の研究室で1年間研究生として過ごし、さらに1年東京の地酒卸会社で修行されたあと、自分の蔵に戻り、ひと冬仕込みを経験されたところだそうです(ういういしくて、家業への意欲万点、少々擦り切れかけた観のある、ほろよいとは姿勢がちがいます)。

朝7時にマキノを出発、お昼前には阿波町に到着です。池本君は酒蔵の経営者の後継者として、ほろよいと同じ立場にいますので、話題も共感するところが多く、道中の時間をあんまり感じさせませんでした。

ことしも阿波町農協ははりきって山田錦栽培をすすめておられ、6月10日ルールなるものを定められたそうです。

これは山田錦の田植えの開始日を「6月10日」と定め、それより早くは植えないという決め事で、違反した場合は翌年の栽培を認めないというペナルティーまでついています。

農協が口をすっぱくして遅植えを指導しても、ゴールデンウイーク前後に田植えの時期をもってくる、自分の都合でしか米作りができない農家が多いどこかの県とは雲泥の差です。

いったい、ユーザーである蔵元の栽培方法の要望を軽んじる農家とは、何様なんでしょうか。例えば自動車会社の下請け工場であれば、親会社の設計図どおりにパーツをこしらえるのは当たり前、支払いも3ヶ月位の手形が当たり前の世界です。現金と交換に原料米を買ってもらえるだけでもよしとしなければなりません。

こんなふうに農業の世界も、努力するところと、しないところで大きく品質が変わってしまい、10年後には大きく差がついてしまうに違いありません。


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