海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年08月27日(金) 和魂洋才の会




きのう、総会終了後の懇親会を抜け、畑大治郎君と合流して大阪中ノ島のリーガロイヤルホテルへ、チーフソムリエの岡昌治さんが企画し、近畿清酒青年協議会が協賛する「和魂洋才の会」に3度目の参加です。

ほろよいのスケジュール管理が悪く、蔵元の会総会とバッティングさせてしまったため、懇親会の音頭取りを喜楽長の喜多社長に無理を言ってお願いしたら「吉田君こりゃあ高くつくよ」とニヤリと笑われてしまいました(さすが滋賀県若手醸造家の旗手ですなあ、貫禄がちがいます)。

ほろよいの蔵からは「辛口純米生原酒」「花嵐 生原酒」、畑君の蔵からは「大治郎 純米吟醸」と「大治郎 吟醸」が提供され、岡さんが事前にきき酒の上、料理といっしょにサービスされていきます。

いつもは純粋なフランス料理のコースなのですが、今回は食材を魚にこだわられ、和食の「鯛のカマの塩焼き」が最初に出て来て、そのあとフランス料理に転じ「サバのマリネ」、メインは蟹を素材にした料理がでてきました(いつもはメニューを記念にもらってくるのですが、今回にかぎって忘れてしまい正確な料理名が御紹介できないのが残念)。

魚料理とはいえ、リーガロイヤルの料理ですから、食材のレベルがちがいますし、味わい盛り付けともゴージャスです。これに地酒が4種類ついて、大阪ソムリエ界のドン岡さんと蔵元さんのお話が聞けて12.000円ならお徳だとほろよいは思いました。

こういうお酒の席にたびたび参加していると、お酒についてはもちろん、料理とか酒器とか、お酒についてまわる周辺の話題について、お客様とお喋りできることが大切だと痛感させられます。

主人役の岡さんは当然、ゲストとして招かれているわれわれ蔵元も、お金を払って参加しているお客様に、楽しい時間を提供する大切な仕事があると思うのです。

口八丁手八丁のほろよいは、「花嵐」のネーミングについてお話しする中で、今年の「花嵐の下で花嵐を飲む会」のエピソードに触れますと、お客様たちは身を乗り出してこられ、「来年は大崎の桜を見ながら『和魂洋才の会』をやってみたいねえ」なんてえ発言も飛び出し、みなさんニコニコでお帰りになりました。




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