海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年11月26日(金) 長駆620キロ



↑間嶋さんの山田錦を積みこむ吉田さん。ハデな青いリボンを印刷した米袋が兵庫山田錦のトレードマークです。

いつも大吟醸の仕込みに使わせていただいている、兵庫県中町の栽培家、間嶋さんの山田錦をいただきに行き、その足で福井県の精米工場まで持ち込んできました。

すでに仕込みがはじまり、けっこう仕事がたまっているのですが(まだ年末ギフトの作成がやりかけたままになってます)、今年は一度も兵庫にでかけていませんし、持ち込む精米工場も今回はじめてお願いするところなので思い切って1日さいて行ってきました。

6時半にマキノを出発、京都東インターで名神に入ったまでよかったですが、集中工事で中国道の宝塚付近で15キロの渋滞、通過に90分との表示が入り、阪神高速で神戸まで出て六甲トンネルをぬけて吉川にぬけ、中国道にのって社インターから中町をめざしました(結局、阪神高速も渋滞していたのでそんなに時間はかわらなかったのですが)。

予定より30分遅れで、中町に到着、間嶋さんとの仲介をしていただいている吉田さん(なんと中町牧野にすむ吉田さんで奇妙な一致ですなあ)と今年の作柄についてお聞きしました。

今年はやはり連続して上陸した台風の影響で作柄が悪く、品質のよいものはとれなかったようで、ある農協が集荷した山田錦約1000俵のうち、1等になったのは100俵以下という状況だったそうです。

経済連を通して、あらかじめ滋賀県酒造組合連合会が申し込んでいた兵庫産山田錦も、事前に申し込みしておいた量の4分の3程度しかこないようで、凶作の程度がよくわかります。

自宅にたまたまおいでになった栽培者の間嶋さんとも、少しの間でしたがお話ができ、「来年は10月はじめに、山田錦の穂が重くたれているところを、ぜひ見にきてください」とありがたいお言葉をいただきました。

交歓のあとちょうどお昼に中町を出発、舞鶴自動道で日本海に出て小浜まで行き、敦賀に出て北陸道を一路福井へ、福井北インターから福井市内の福井パールライス精米工場に山田錦を持ち込みました。

ここでは精米機の設備も最新で、福井以外に滋賀や京都の蔵元さんも精米を委託しています。工場長も以前は精米杜氏(精米専門の杜氏さん)を御経験で頼りになりそうな方でした、出来上がった精米がたのしみです。

やっとこマキノに帰ってきたのは6時すぎ、本日の全走行距離は620キロでありました。ハーしんど。



 < 過去  目次  未来 >


ほろよい [HOMEPAGE]

My追加