事務所で帳面をしていると、どこからともなく羽化した白アリが何匹も飛びかいはじめました。こりゃまずい!てなことで、周辺の柱やら梁を観察すると、小さな3ミリくらいの穴から、次から次へと何十匹もゾロゾロと出現しているところを見つけました。
ほろよいの蔵は、明治、大正、昭和と建て増ししながら現在にいたっていますので、天井裏や床下には古い部材がたくさんあります。
どうやら、そのどこかに巣くっているようで、穴周辺の巣になりそうな部分に殺虫剤を噴霧、見つけたものは片っ端から小型の掃除機で吸い込んでしまいました。
2年ほど続けてこの時期に白アリの羽化がみられ、そのたびに殺虫剤を噴霧するのですが、まだ本丸を根絶やしにしていないようです。
外にでてみると近所の古い倉庫の屋根からも白アリが羽化をはじめており、おびただしいほどの華奢で透明な羽が皐月の光をあびて、空中で輝いています(5月中旬の天気のいい日は、白アリの羽化がみられますので、おうちの近くで見つけたら気をつけてくださいね)。
古い立派なおうちでいいですねえと、皆さんおっしゃってくださいますが、白アリをはじめ、雨漏りやら、瓦のふきかえやらで、けっこう大変なんですよ。
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