2009年06月01日(月) |
理事会にいってきました |
午後から大津で滋賀県酒造組合の理事会です。
若僧のころは需要開発委員会でお酒のイベントを企画運営し、好き勝手なことをやらせていただいたのですが、理事会ともなると県組合の最高議決機関。若手蔵元さんのお父上を相手に意見をいうのはさすがに気を使います(オブザーバーで大津税務署のお酒担当の方も同席ですしね)。
いろいろな報告事項がありましたが精神衛生にあまりよくない話がほとんど。今月もいくつかのお蔵が廃業されたとか、美少年酒造の再建支援会社が決まったとかそんなお話です。
ブランド力あるお蔵ならまだしも、ふつうの蔵元では日本酒の製造販売という「事業」はあまり儲かるものではありません。
ダーティーなイメージがついてしまった美少年に、あえてテコ入れしようとするのは、地元では有名なラーメンチェーンや健康食品の製造会社など、今、はやりの業態で「なるほどね」と妙に納得してしまいます。
「日本酒で乾杯」に代表されるスローガンも、「日本酒は文化で蔵元はそのゆりかご」といった自負も、ほろよいにはよくわかりますし、そうあってほしいと願っているのですが、日本酒がもっともっと大衆の支持を受け、「酒造業」がビジネスとして成り立つことが大前提なのだと思います。
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