海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2009年06月19日(金) ビン洗いつれづれ

午前の仕事はビン洗い。1.8リットル回収ビン、白フロスト300ml(回収・新)ビン、300mlR回収ビン、720ml新ビン。

新しいビンは楽なのですが、回収ビンはモノによるとビンの内壁に汚れがこびついていたりして手間がかかって困ります。

汚れが落ちないままビン詰めをし、検ビンを通り抜けて消費者さんの手に、そこで汚れが発覚してPLクレームなんてリスクを負うくらいなら、全部新ビンにしてしまうか、パックにしてしまった方が安全かもしれません。

多くの大手メーカーさんは、優秀なラベラーをご使用のようで全面糊付けするところがほとんど、これまた洗ビン機を何回も通さねばならないので困ります。洗浄水を多量に使い、ボイラーの燃料代がかさみ不経済でいけません。

丹波焼の風合いを出すため、焼物の柄をプリントした熱収縮シールで1.8リットルビンを包みこんでいる商品などは、いちいち剥離のために切込みが入れてある部分のテープを引っ張って剥がさねばねりません。

「いいちこ」は全面糊付けにもかかわらず、粘着度を加減しておられるのかまだラベル落ちがマシ。「三和酒類」という社名が示すように大分の地方清酒メーカー3社が合併してできた焼酎会社(日本酒もまだ少し造っておられます)、洗って再使用している地方蔵の気持ちがおわかりのようです。

代表取締役直々にビン洗いをしていると見えてくる、大手清酒メーカーのリサイクルへのスタンス。


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