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■ 共存
ちょっと前のこと。 茶屋娘の「娘」と車に乗って走っている時、 娘「あっ!!シカ!」 私「へ!?あっ!!本当だ!!」
なんと、ニホンカモシカが県道のすぐ横の山の斜面にいるではないか! 慌てて車をバックして、止めてみる。 ニホンカモシカ君がじっと、こっちを見ている。
娘「すごいね〜。こんなところに!」 私「うんうん。感動だね!」 と、親子二人でジーと彼を観察していた。 実はカモシカを見るのは今回が初めてというわけでもない。 しかし、やはりこんな身近なところで遭遇すると感動してしまう。
彼は、ピョ―ンとジャンプして高いところへ登っていった。 そして、そこからまた、こちらをジーとみている。 私達二人もジーと彼を見つづける。
彼は身じろぎもせず何か言いたげでもあるかのようだった。 どれだけ時間がたっただろう。 彼はまだ私達を見ている。
娘「シカー!おーい!」 と叫ぶ。 私「おいで〜シカちゃあ〜ん!」 と更に叫ぶ。
あまりにも時間がたちすぎ、彼とのにらめっこはこれ以上はあきらめるしかなかった。
私は思う。 (彼は、私達と仲良くなりたかったんじゃないか?) (私達に興味があったんじゃないか?) (本当は、そばまで来たかったんじゃないか?) と。
今の世の中動物との共存は難しくなっている。 畑を荒らす、植林した苗をたべる・・とかで、人間に迫害されていく。 道路では、タヌキが車にひかれ死んでいる。 田舎では決して珍しいことではない。
ウサギもカモシカもイノシシもムササビもリスもハクビシンもキツネもサルもキジもタヌキも・・・まだまだここにはいる。
彼らは、私達のことをどう思っているのだろう? 敵か?仲間か?
彼らと人間との共存は無理なのだろうか?
2001年05月21日(月)
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