新感線だから、まあ、面白いんだろうと思っていたので、 特に期待もせず、へらへら出かけて云ったら、
すっごく面白かったです!!
中身は江戸時代、四代将軍の御代、政府公認の色里としてたらしめる、 徳川家康がしたためた、吉原の遊郭色里の権利=「御免状」 をめぐっての、柳生一族と、宮本武蔵の弟子(しかもワケあり) の、ちゃんちゃんばらばら。
何が見事って、やっぱり原作がうまくて、面白い。 サムライが武士になっていく、戦国が遠くなっていく過渡期が、 消え行く時代への哀切や、流されていく人々や抗う人々が、 登場人物一人ひとりにきっちり書かれています。 無駄な人物が居ない上に、キャラも一ひねり、フタ捻りしてある。
隆 慶一郎、60才過ぎから、あんなにも面白い小説書いたなんて、 信じられない。
主人公もお莫迦ではなく、イヤミがなく、 (堤さんも、旨く演じていた) ヒロインが一応、二人いるのですが、それさえも 添え物ではなく、存在価値があるから、舞台に居る。 (そうじゃないのって、多いからのお)
とっきどき、この劇団を見ていて感じる (あくまで私の趣味の問題なのですが) こんな女、いねえとかが、ありませんでした。
出た時は、ぱあって、オーラが飛び出ていたのですが、 ちょっと演技力が必要な場面になると、息切れに見えたのは、 気のせい?ま
あ、でも、、、 高田さんがもう少し若ければ、ヒロイン張れたと思うとおしいなあ。
古田さんも格好良かったしね。 何で、あんな問答無用に悪い奴も出来るのかなあ、すごいなあ。
でも、おひょいさん、働かせすぎだよ。 適当な人にセリフを振って、もっとラクさせてやれよと思いました。 ↑ 飲み屋とか、友達とかにはもっと人道的にヒドイことを 云ってましたが、WEBなので、この程度で(笑)
あつ、それからこの日は、実はOPで、提灯の「吉原御免状」 の御の字の電気が点いてなかった。。。
後、終演後、大雨に降られ、傘が無くて往生しました。 友人の傘一本だけじゃ、青山劇場から、渋谷に降りれないくらい すごい雨だったので、近くのコンビニに一度、傘を買いに出たよ、 後日、別の友達にこの話をしたら、 どうやら同日観劇だったよう(笑)
その後、渋谷で飲んだ。楽しかった(笑)
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