アナウンサー日記
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2001年03月08日(木) 英語の話・・・その5(試験の行方は?)

 つづいて問題とイラストが書かれたペーパーを渡される。

「Please read the card silentry for twenty seconds.(このカードを20秒間黙読してください)」・・・なんだか自動販売機の話らしいが、ちょっと難しい・・・フリートークで若干心が乱れたせいか(?)、文章が頭に入ってこないまま、あっという間に20秒が過ぎた。試験官の指示を受け、大声で文章を読む。・・・イカン。音読しても後半の意味が良く分らない・・・やばいっすよこれは・・・。

 それでも試験は進んでいく。

「Now, I am going to ask you five questions. Are you ready?(今から五つの質問をします。準備はいいですか)」

「All right.」と応えつつ、ワタシは早くもあきらめモード・・・(爆)。

 文章の中に答えがある第1問・第2問は、正直、試験官の質問する声が部分的に聞き取れなかったが、何とか答えた(間違ってるかも知れないケド)。第3問のイラスト説明は、身ぶり手ぶりつきの中学生以下の英語で何とかこなす(←・・・そりゃこなしたって言わんじゃろ普通・・・)。

 第4問は、自分自身の考えを問われる問題だ。「子供がタバコや酒を自動販売機で買えてしまう状況をどう思うか」と英語で聞かれ、「I think no probrem(問題ない)」と答えると、びっくりした顔で「どうして?」と突っ込まれる。「日本の子供は、酒を飲んだりタバコを吸ったりしちゃいけないことをしってるからです」とカタコトで答えると、試験官は首を振りながら手元の記録紙になにやら書き込んでいる・・・ダメだこりゃ。

 最後の第5問にいたっては、何を聞かれてるのかさっぱり分らなかった。もう一回質問を聞き返しても、やっぱり分らない。それでも、なにか言わないと0点になってしまうと思い、適当にあてずっぽうで喋っていると、試験官が「あなたの言ってる意味がさっぱりわからない」とさえぎった。「saveという言葉の意味を日本語で言いなさい」と言われ、「助けるですよね?」と日本語で答えると、「節約する」と返ってきた。試験官の日本語を初めて聞いた瞬間だ。(普通は聞かないですむんだよなー・・・トホホ)


 そこから先は雑談になった。もちろん、試験官は(ワタシに分かるレベルの)流暢な英語で。私はカタコトの英語で。

「ミスタームラヤマは、なぜ英語を?」
「いやー、英語で喋るディスクジョッキーになれたらいいなと思って(※注:あくまで憧れである)」
「ほう・・・」
「でもワタシの夢は、どうやら遥か空の彼方。とっても遠い・・・」

 すると試験官は、
「ミスタームラヤマはまだ若い。あなたの夢が遠いままなのか、ファーラウエイになってしまうか(笑)は、あなた次第です。とりあえず、今日のあなたの試験に臨む態度・・・声の大きさ、快活さはポイント高かったですよ」とニッコリ笑った。
 そして、
「あなたにアドバイスをしましょう。文法の基本をやりなさい。あなたは、英語の基礎がさっぱりできていない。もちろん、発音やリーディング、その他大事なことは色々ありますが、あなたはまずグラマーをやるべきです。毎日、ステップを踏むのです。とりあえず、今日が最初のステップです。そうすれば、夢は必ずかないます」

 いいヒトだ。ワタシは、熱心に話してくださる試験官に深い感謝の念を抱きながら、改めて自分の英語力の無さが歯がゆくなった。いつもそうなのだ。海外旅行に行ったときや、英検準2級の面接試験、外国人相手の取材(滅多にないけど)などなど、英語を使わざるを得ないシチュエーションに置かれる度に、「よし!これを機に英語を勉強するぞ!!」と思うのだが、その気持ちは全然長続きしないのだ・・・。

 だが今日は、この試験官に会えただけでも良かった・・・と本心から思った。(試験官にとっても、ワタシみたいに妙に明るい受験生は珍しかったと思うが・・・笑。受験時間も他のヒトの倍くらいあったんじゃないだろうか。フリートークと雑談の時間長かったし)


 退出間際、試験官に礼を言った後で、
「See you!(またこの試験で会いましょう!)」というと、試験官は苦笑いをしていた・・・(笑)。


 
 注目の試験結果は、今月19日までに郵送で届くことになっている。



 あんまり合格してる気はしないが(爆)、ワタシとしては、今回受かっても受かって無くても、次は英検準1級を目指すつもりだ。(あー、言っちゃったよ・・・この大風呂敷野郎・・・言うは易し、漫才は横山やすしだ・・・なんのこっちゃ。笑)


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