アナウンサー日記
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2001年09月04日(火) 耳毛の話

 以前から、町でお年寄りを見かけるたびに「なぜ人は年を取ると、耳の穴から毛が生えるのだろう?」と素朴な疑問を抱いていた。



 いわゆる鼻毛は、誰だって赤ん坊のころから生えている。ホコリや雑菌から粘膜を守るために必要だからだ。だが普通、耳毛は生えて生まれてこない。もちろん、必要ないからだろう。時折、耳毛が密集している毛深い青年を見ることもあるが、一般的な日本人では(語弊のある言い方だなー)、ある程度の年齢に達すると男性ホルモンが多くなり、髪の毛以外の毛が濃くなるのと平行して、耳毛が発生するケースが多いようである。


 まあどのみち、髪の毛が多くてヒゲの薄い自分には、関係のない話だと思っていた・・・ついこの間まで。


 ある朝鏡を見ると、左の耳の穴から毛が一本飛び出しているのに気づいた。疑いようもなく、耳毛である。触った感じはかなり弾力があり、髪の毛と鼻毛の中間ほどの太さのようだ。耳の中のどこから生えているのか自分では見ることが出来ないが、長さは推定で1.5センチ。一体いつのまに生えたんだろう。街中で耳毛ウオッチングを楽しんでいるあいだに、自分にも生えていたというわけだ。まったくヒトゴトではなかった。人生は意外性に満ちている(笑)。


 面白いので切らずにほっといたら、意外と日持ちしている。床屋さんも気づいたはずだが、何故だか切らずにほっといてくれている。耳毛の数が増えたらいやだなーとも思ったが、今のところその心配もなさそうだ。時折、左耳に手をやって、耳毛の存在を確かめるのが癖になってしまった(・・・私は一体)。



 この日記を読んだ人は、皆ワタシの左耳を覗き込むんだろうなー(爆)。


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