アナウンサー日記
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2002年07月09日(火) |
交通事故と高校生と戦争 |
長崎市は道路環境が悪い。道路が狭い割りに交通量が多いので、とても運転しにくい。また山がちなため、他の都市よりも自転車が極端に少ない分、ミニバイクの数が多い。したがってミニバイクがからんだ交通事故が多いように思う。実際、ワタシはミニバイクの転倒事故をしばしば見かける。
きのうも、夕方、長崎駅の駅ビルで映画を見た帰りに、乗用車と原付スクーターの衝突事故現場を見た。信号で停まったワタシの車の反対車線で、銀色の車の前に黒いスクーターが横倒しになっていた。恐らく、車がバイクに追突して転倒させたのだろう。事故直後のようだ。バイクの横に倒れこんだ青年を、若い背広の男が何か声をかけながら起こそうとしている。バイク青年はヘルメットを被っていない。不良っぽいいでたちにも見えないので、事故の瞬間、キャップ型のヘルメットが脱げてしまったと思われる。青っぽいシャツは、アスファルトに削られてボロボロだ。だが、意識もあるようだし命に別状はなさそうだ。
そこまで見てとって、ふと隣りの車に目をやると、路線バスの後部座席の男子高校生3人組が、事故の様子をニヤニヤ笑いながら見物しているのが目に入った。まさに高見の見物といったところで・・・その顔つきは、とてもみにくく感じられた。
ふと、「こういった他人の痛みを理解できない連中が、何時の世も戦争を引き起こすきっかけを作るんだ」と思った。ちょっと飛躍しすぎているが、あながち外れてもいないと思う。
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