アナウンサー日記
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2002年08月21日(水) 水球の取材に行く

 来年のインターハイ長崎大会・通称「長崎ゆめ総体」に向け、テレビ「報道センターNBC」で週一回放送している特集コーナーの取材で、長崎西高校に行った。

 
 長崎西には、一昨年、インターハイに向けて県内唯一の水球部が新設され、水球専用プールも建設されている。

 佐賀県出身の坂本監督は、日本体育大学卒業。大学日本一、そしてオリンピック日本代表メンバーに選ばれた一流選手だが、とても腰が低く、何よりも焼けた肌に白い歯が爽やかな絵に描いたようなナイスガイだ。


 水球の取材はワタシも初めてだが、驚きの連続であった。


 まず、プールの深さが2メートルもあること。つまり、選手たちは1時間に及ぶ試合時間中、ずーっと泳ぎっぱなしなのである。もちろんキーパーも、ゴール手前でずっと立ち泳ぎをしてボールが来るのを待っているわけだ。西高水球部では、夏休み中の1日5時間の練習中、ずっと水の中につかりっぱなしだ。坂本監督いわく「食事とトイレの必要がなければ、まる1日でも泳ぎ続けることができる」ということだ。

 圧巻は水中からのジャンプだ。プールの底に足をつかずに、バタ足だけでジャンプするんだからすごい。ヨーロッパのプロ選手は、ジャンプした瞬間に股の間から向こう側が見えるくらい高くジャンプすると言う。さらに一流選手になると、一番高く飛び上がった状態で強烈なバタ足をして、なかなか水面に降りてこないという・・・まるでイルカショー並である。うーむ、人間の運動能力って限界がないんだなあ。
 

 ヨーロッパでは、水球はサッカーと並ぶほどの人気競技で、高度な運動能力と超人的な体力が要求されることから「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれているそうだ。


 取材は、坂本監督を始め部員の皆さんの協力でスムーズに進行。海パンを借りて水中撮影を敢行した杉野カメラマンの美しい映像と、山口カメラマンのすばらしい編集で、5分あまりの充実したレポートができた。皆様、ありがとうございました。

 


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