■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2003年06月22日(日) キネマ三昧。

 土曜日の続き。
ジブリ立体造型物展を後にして、両国の「江戸東京博物館」へ。
前々から行きたいと思っていたのですが、バブリーな外観と比例して、
展示内容も、なんともバブリー。面白かった。

 それにしても、人は何故、兵士型はにわを見かけると、
「お〜いハニ丸、ハニ丸王子〜。」と口ずさんでしまうのか。
そして、馬型はにわは、「ヒンベエだ!!」と決め付けるのか。
そういうお年頃なのね。私たち。


 その後、新宿で映画鑑賞。

「ミニミニ大作戦」 http://www.minimini-jp.com/movie.html

 原題は、「THE ITALIAN JOB」
1969年に公開された、同名映画のリメイク。
秀逸な邦題どおり、白・赤・青のミニ・クーパーが、強奪した金塊を積んで、
渋滞の街中を、縦横無尽に走り回る映画なのです。

 
 ちなみに、予習として前作も見ました。
前作は、本当に車大好き、ブラックユーモア満載、といった感じ。

 イギリスの威信をかけて、イタリアから「イギリス車(ミニ)」で
金塊強奪、なんていう、冗談みたいな設定を大真面目に掲げていて、
良い意味で、B級感漂う作品だったのですが(ラストのオチは、本当にギャグだ)。

 ミニもモデルチェンジされた新作は、前作の特徴だったブラック感が薄くなって、
普通に楽しい大衆娯楽映画になってました。(奇天烈なラストのオチもなし)
残念と言えば、それが残念。


 相変わらず、ミニが滅茶苦茶可愛い。
コンパクトなミニの愛らしさを、全世界に布教するための映画
と言っても過言ではないので、アピール所は満載です。 
大型車の隙間に、チョロっと縦列駐車する姿だけで、幸せな気分。

 CGを一切使わずに、派手なカーチェイスを展開していますが、
実写で ルパン三世 を見ている心地がいたします。
地下鉄の階段を車で駆け下りていったり、もうやりたい放題。

 おかげで、当初予定されていたベニスでの撮影許可が下りなくなって、
後半のクライマックスシーンは、ハリウッドで撮影したらしい。
タイトルは「イタリアン・ジョブ」なのに、イタリアにいるのは前半だけ。

 免許を取ったら、ミニに乗ろう、と固く誓わせてくれる映画。
映画館のチラシ置き場に、ミニのカタログが置いてあるのも、心ニクイ。


 その後、勢いで、向かいの映画館でもう一本。

「チャーリーズエンジェル フルスロットル」 http://www.charliesangels.jp/

 なんつうか、凄えや、デミ・ムーア。 の一言に尽きる…。

 キャメロン・ディアスの笑い皺とソバカスも、ルーシー・リュ−の
目尻から浮いてるつり目アイラインとソバカスも、ドリュー・バリモアの
ドスコイムッチリ具合も、全て吹っ飛みましたよ。

 画面いっぱいに、これでもかと披露される(無意味に水着や下着のシーンが多い)、
改造としか言いようのない肉体から、オーラとなって立ち上る、デミの気迫
の前では、エンジェルたちも、タジタジです。

 それだけで、見た価値はあった。ありがとうデミ。

 ところで、話を転がすきっかけはドリュー、ギャグのオイシイところは
キャメロン、アクションの見せ場はルーシー、と、エンジェル内でも
キチンと役割分担がされているように思えたのは、私だけか…。

 作業員の格好でスッピンに近いキャメロンが、もろオッサンのようで、
ちょっとヤバかった。お化粧って凄いわ。

 ハリウッドの、世界に誇る、驚異の肉体改造術とメイクアップ技術に、
感嘆を禁じえない1本でした。


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まめ。 [HOMEPAGE]