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■ インド事の顛末 三日目
※このインドスペシャル、一日遅れで更新中です。
朝七時に集合、朝食後、バスにてイクリサットが技術導入の試験などをしている村を訪問。バスで一時間半程度の道程。道がでこぼこしているため、バスに乗っているだけでも疲れる。 景色がおもしろい。広大な景色の中で牛さんがのんびりしているのにエキサイティングする。後になってふつうの光景に思えるようになる。 村に到着後、村の有力者のおばさんに連れられて各所を見学、説明を受け、多少質問をする。村内で労働者の融通や、金融システムが構築されていることを確認。ここでもはいブリット遺伝子作物の種や薬品が売られている。 掘っ立て小屋が立ち並ぶ村内を歩いて、各種システムを実際にみる。初めてみたよ、井戸らしい井戸。この村に、日本大使館の一等書記官の名刺が残されていたことが驚きだった。パーティと公金を貯蓄する以外に仕事をする外交官がいるのね。どうせ、デモンストレーションみたいなもんだろうが。 その他、村の農産物の加工システムや、女性たちがサリをデザインし、一つ一つ手作業でオーダーメイドのように模様をカスタマイズし、生計とたてていたり。いろいろおもしろい。学校が休みらしく、私たちのあとに多くの子供たちがついてくる。なんか、インドの広大な人口にあって、大人の命なんて正直なところ佃煮みたいなもんだ、としか思っていないが、子供たちをみていると、この子たちが大人になる頃には、すこしなりとも明日が今日よりもよりよいものになるんだ、という希望を持って生きてほしいと思った。デジカメがおもしろいらしく、写真を撮って見せてくれ、とねだられる。日本(japan)という名前を知っていたことも驚きだ。 そしてついに、コットン農場を見つける。昨年末、コットンについての論文で非常に苦しんだだけあって、見つけて実際に手に取ってみたときは感動はひとしおだった。これがbtコットンか!コットンの花が、女の子が使うコットンにそっくり(当たり前の話だが)だったのがまた感動。一つもぎって部屋に持ち帰った。
4時間以上村を歩き回り、日焼けと日射で死にそうになる。私にしてはがんばったと思いません?
その後、ハイドロバード市内に移動し、マイクロファイナンスについてのレクチャーを受ける。マイクロインシュアランスの説明をした人の、ファイナンス知識の深さにびっくりした。彼ほどの理解があれば、外資系金融で年収一千万はくだらないのに・・・。とおもった。いや、マイクロファイナンスは実は非常に儲かるんですよ。 その後、ほんの少しだけ、市内のマーケットで友達がカメラの電池を買うのにつきあう。もう恐怖の連続。道路を渡るにしても、人をかき分けるにしても、もう怖くて怖くて。勇猛果敢な韓国人と、人のいい優しいネパール人の腕をつかみながらでしか歩けない。明日からどうするんだろう????
2007年01月10日(水)
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