NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 インド事の顛末 十二日目

 グループにて、今度は魚の加工工場を見学。付加価値をつける課程の研究故、少々、農業とは違うかもしれないが、イカを延々と切り刻んで缶詰に詰めて凍らせて輸出するという企業を訪問。衛生管理のために全員は悔いを着用。白衣って暑いんですね。

 多くの女性がイカを解凍し、多くの女性が延々とイカを切り刻み、多くの女性が延々とイカを仕分けし、多くの女性が延々とイカを詰めていた、なかなか壮観だった。きけば、彼女らの給料は4000ルピーらしい。日本円で、約1万円弱くらいか?それにしては延々と水仕事(しかも超冷たい水)をさせることに問題はないのだろうか?と皆さんマネージャーに問題提起をしていた。

 以前冷蔵庫見学の話をしたが、今度はマイナス36度の冷凍庫を体験。おもしろいね。部屋全部が冷凍庫で、二分もいると寒くていやになる。マグロの鮮度を保つ最新のシステムはマイナス65度というから、結構なテクノロジーです。
 その後、グループでミーティング。うちのミーティングはほかに比べてさっさと終わるのがいい。空気が読めるメンバーは持つべきもの。私は、結局、コットンをやめて(うん、もうインドのコットンに未来はないよ)今度はココナッツをすることになりました。ココナッツについて詳しくなるなんてエキサイティングじゃありませんか。役に多々なさ加減も最高だ。しかも、今度はインド人の女性二人がパートナーになっている。とてもおとなしい二人だけど、いい人でよかった。

 その後自由時間。エメリーとヒルタさんとで、軽く市内を散歩。しばらくして、日が落ちたので、ホテルの前にあるコーヒーショップで三人でお話しして、さらにバーに移動してお箸を続けるわけです。
 愛について延々とエメリーは講義をしてくれた。(旦那さんについて質問をした誰かがきっかけだったような気がする)曰く、「愛してる、という言葉は、表現としてこれ以上ダイレクトなことはないから、使ってしまった後が大変だ、というあなたの主張はわかるわ。(注:私の主張じゃない)でも、キャピアを食べたって、ピーナッツを食べたくなる訳じゃないでしょう。だから、常に奥さんに愛してるってことばをかけたって大丈夫なのよ。それ以外にも妻をハッピーにする方法は、種類が違うだけで程度はないんだから」
 まるで、アメリカの良心のような女性です。なんの夜なんだろう、、、と思いながら寝ます。

↑エンピツ投票ボタン
My追加


2007年01月22日(月)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加