思考過多の記録
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2006年09月22日(金) 地獄で会った天使

 仕事も、芝居も、何もかもが行き詰まっている。毎日、ストレスの連続だ。
 果たして出口は見えるのか。
 何故こんなトンネルにいるのか、さっぱり分からない。自分が望まなければよかったのか、はたまた好むと好まざるとに関わらず、ここにいなければならなかったのか。



 ここ最近、自分の「生」が自分にまとわりついているような感覚に襲われていた。自分は確かに生きている筈なのだが、その実感よりも、生きていることの鬱陶しさが強かった。
 早く振り払ってしまえば、楽になるかも知れないとぼんやり思った。
 そういえば、僕は職場の行き帰りに、かの有名な中央線快速を使っているなと、そんなことも考えた。



 そんなとき、何も知らない彼女からのメールが届いた。
 こうなる前の僕しか知らない彼女は、そのときと変わらない調子で、僕を褒めてくれた。
 僕の実態を知らないから、彼女はあんなことを感じたり、言えたりするのだろう。
 でも、彼女の中での僕は、まぎれもなくそのような人間なのだ。
 そのことが、僕を勇気づけてくれる。
 彼女の言葉で、僕は救われる。まるで、地獄で出会った天使のようだ。



 絶望的な状況は当面変わらないだろう。

 それでも僕は、彼女のその言葉を裏切るわけにはいかない。


hajime |MAILHomePage

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