思考過多の記録
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2007年06月23日(土) ずぶ濡れ

 久々に、雨が傘を打つ音を聞いたような気がする。
 家から駅へ向う途中に、電車の高架下の小さな公園がある。
 その公園のあたりから、2人の小学校低学年から中学年と思われる男の子が走り出てきた。2人とも、傘はさしていない。明らかにずぶ濡れである。
 それなのに、彼等は楽しそうだった。
 雨に濡れていることが、むしろ嬉しいといった風だった。
 彼等を追うようにして、もう1人の男の子が出てきたが、これも傘をさしていない。いくらか躊躇した感じがあったが、やはり2人の後を追って雨の中に飛び出していった。



 僕は、ほんの少しの雨でも傘を広げてしまう。
 雨の中、ずぶ濡れになることが嬉しい。そんな日が僕にもあっただろうか。
 取り敢えず、今の僕には、傘をささずに雨の中を走る勇気はない。
 あの勇気と元気を取り戻したい。


hajime |MAILHomePage

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