思考過多の記録
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2007年08月27日(月) |
月日は過ぎ、時は移ろい、季節は巡る |
薬が一つずつ減っていくのを見ながら、1週間が経っていくことを実感する。 そんな毎日を送り始めてどれくらい経っただろう。 季節は冬から春、春から夏へと移ろった。芝居の稽古中に、蝉が初めて鳴き始めるのを聴いたと思ったら、もう夜は虫の声である。暑さも間もなく一段落するそうだ。 温暖化が進む地球でも、季節は秋へと、確実に移り変わっていく。
自分が動かなくても、自分が何をしていようとも、無関係に季節は変わっていくと実感する。逆に、時間の流れが実感しにくい。そんな不思議な毎日である。 仕事をしていると、忙しさのあまり季節を忘れる。しかし、「○月○日までに何々をすること」という指令が矢のように飛んでくるので、月日が進んでいくのが嫌でも分かる。しかし、逆に進んでいる途中の実感は全くない。 家にいると、月日の移ろいが全くの自然現象のように感じる。何に追われるでもなく、でも確実に日にちが過ぎ、月が変わる。それが実感できるのは、薬の減り具合だけだ。
間もなく仕事に復帰することになりそうだが、一体何処に行くのか分からない。 僕は今日から、ハルシオンを飲むことになった。 それでも何でも、月日は過ぎ、時は移ろい、季節は巡る。 僕が生きていても、いなくても、同じように。
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