思考過多の記録
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「あなたとは金輪際会いたくありません。」 と書かれた知人からのメールを昨日の夜中に受け取った。 亡くなってしまった後輩を通して会った女性。途中喧嘩もあったが、同じ演劇を志す者としていい関係を保ってきた。 彼女は年上の僕のことを「ちゃん」づけで呼んでいたけど、それは彼女の親近感の表現だったと思っている。
昨年末、僕は彼女に酷いことをしてしまった。 全てがメールでの遣り取りだったが、もともと激しい気性の彼女が投げつけてくる批難の言葉に、僕も逆ギレして批難の言葉の応酬になった。 「自分を守るために他人を攻撃する人は恐いので、これ以上関わりを持ちたくない。」 彼女は最後のメールにそう書いてきた。
そして昨日、僕は思い切って彼女の携帯の留守電にメッセージを入れてみた。 彼女と僕を引き合わせた後輩の三回忌が来月にある。そこに一緒に行かれないかと思ったのだ。亡くなった後輩に対して、僕と彼女が絶縁状態にあることが何だか申し訳ない気持ちになったのだ。 それに対しての彼女からの答えが、冒頭の言葉だった。 彼女は、「私に関しての情報を一切削除して下さい。」とまで書いてきた。本当に絶縁するつもりなのだと思った。 そこまで拒絶されてしまったら、こちらとしては為す術はない。
一緒に芝居を作ったこともある仲間だったのだが、病気のせいで、また僕は何か大切なものを失ってしまった。
さよなら。
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