思考過多の記録
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心が鉛のように重い。 病気が再発しているように思われる。
そもそも今僕は「段階的復帰」の最中である。毎週火曜日から金曜日まで、午後1時から3時の2時間出社している。 しかし、これは「短時間勤務制度」ではないので、あくまでも休職中の僕が自宅療養をせずに、自主的に「慣らし勤務」をしているという扱いだ。 だから、会社に行っても仕事はしない。 好きな本を読んだり、mixiの日記を更新したりして過ごしている。 昨年の11月20日から始まったが、最初は2時間といえども、今までは寝ていた時間帯に「通勤」しなければならないこともあって、かなり疲れた。 しかし、今は、というか少し前までは、「通勤」も普通にできたし、会社にいる時間も苦痛ではなかった。周りの目も基本的には温かく、白井目で見られているという感覚もなかった。 だから、それ程プレッシャーを感じることもなく過ごすことができた。
しかし、ここにきて急激に疲れを感じるようになった。 それは、主治医が立てた復帰プログラムのせいであるらしいことが、カウンセラーとの遣り取りの中で分かってきた。 主治医は、「4日間を4週間、1日も休まず続けて出社できたら、次の段階(出社している時間を1時間延ばす)にきましょう」と言った。 しかし、今に至るまでこれができていないのだ。 3週間目までは毎日行けても、4週間目で1日休んでしまったりすることが何回かあり、その度に「リセット」されてしまうのだ。 それが、精神的に行けないのではなく、例えば風邪による発熱の場合も、行けなかったことになってリセットされてしまう。 まるで賽の河原の石積みのように、あと少しというところで崩され、また積み直し、また崩されて積み直すことの繰り返しのようだ。
こうなると、だんだん意欲が萎えてくる。 イライラが募り、ちょっとしたことでイライラしてしまう。 また、一時期消えていた、僕の病気の元になった元上司に対する「憎しみ」も復活した。 それと同時に、「1日も休めない」ということがプレッシャーとして、僕に重くのしかかってくるのだ。 そうすると、今の僕にはそのプレッシャーに打ち勝つだけの精神力がない。 すると、逆に会社に行けなくなってしまうのだ。 行こうとすると、胸がむかむかしてきて、頭がズキズキ痛み出す。 そして、脂汗が出てくるのだ。 電車に乗ってもそれは変わらない。結果、途中駅から引き返すことになる。 そしてとうとう、心の中でぷつりと糸が切れた。
この状態は、2年前の春の日の朝、僕が会社に行けなくなったときと同じ感覚だ。 何をやる気力も失せてしまうのである。 昨日は、夜に映画を見に行こうと思ってチケットまで予約していたのだが、行かれなかった。 今日も、外はとてもいい天気で、ドライブにでも行こうと思っていたのだが、それもできない。 本当に、心が重くなってしまっている。 そして、石のように固くなっているのだ。
カウンセラーは、今の治療法が僕に合っていないのではないか、と言った。 今の治療法は、医者が定めた基準に完全に縛られていて、患者である僕の意思の入る余地がない。 それがプレッシャーの源でもある。 このことは、今度の通院(明日だが)で主治医に話をしてみようと思う。 もし埒が明かなければ、医者を変えることも考える。
とにかく早期に会社に完全復帰して、ちゃんと収入を得なければならない。 そうでないと、来年の秋の公演も財政的な裏付けがなくなる。 その前に、その事業を推し進めるだけの元気が出てこない。
とにかく、今日は心が重い。 外の明るさとは対照的である。 早く、僕の中にも光が差し込んでほしいものだ。
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