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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年05月06日(日)
黄金週間(8)

 黄金週間(8)
「黄金の終末」
 シリーズでお伝えしてまいりましたゴールデンウイークの特集。
(といっても内容はいつもどおりの日記でしたが。)
今日でいよいよフィナーレを向かえ、明日からはまた普通の日記に戻ります。 

 で、今日は一体何をしたかというと、今日も今日とて岩登り。
上多さんと不動岩に行ってきたのですね、またもや。

一昨日の人工壁でのボルダリングによって多少の自信を取り戻した私は、
今日は朝から妙にやる気でした。
が、そういうやる気ほど空回りするというのは世の常の法則です。
実際には、今週使いまくってきた両腕が悲鳴をあげていないはずがありません。
朝の1本目からすでに腕の筋肉が悲鳴をあげ、辛い状態になっていました。

ああ、今日はあんまし登れないかなぁ、簡単な岩だけにしようかな。
なんてことを考えながら、後から通り過ぎて行くおばさんたちにもきちんと挨拶します。(私は)

さぁて、それじゃぁ今日はちょっと控えめで・・・と心の中で私自信の方向性が決定された頃、
さっきのおばさんが帰ってきました。

「ちょっとオタクたち?」
「はい?」
怪訝そうに振り返る私たち二人。
オタクとはなんだ。ヲタクとは?

「この間フリース忘れて帰らなかった?」
を?見つかった!
上多さん、良かったですね!!

「あ、はい、僕のです。」
と、そこで止めておけば良いのに上多さん。
「誰が盗んで行ったんかなぁ、と思ってたんですよ。」
・・・・。
やめてくれ・・・そういう・・・シャレにならないことを・・・
とてもとてもぶっきらぼうな口調で言うのだけは・・・。
そういうのは陰口だけでとどめてくれ・・・。
(それを聞くのも感じ悪いけど)

「だれがあんなもん盗むか!」
おばはんも・・・ムキにならんといて・・・。
お願いやから・・・。

なんで落ちてたものを拾っておいてもらって、
それを教えてもらっているていうジェントルなシチュエーションで、
「盗む」だの「あんなもん」だのって表現が出て来るんだろう・・・。

とにかく、おばはんはそのフリースを仲間の誰かが置き忘れたと勘違いして拾っていたのだ。
ところが誰も忘れていなかったため、とりあえず保管しててくれたらしい。

まぁ、その場はとりあえず上多さんがおばはんに礼を言っておさまった。
が、この二人、以前からあまりそりがよくはなかった。
これを機会に・・・・。
なんか更に仲悪くなりそ。
みんな仲良くしようよーーーーー。


夜私の所に一本の電話が入る。

「今日泊めてもらっても良い?」
大東君だ。
断る理由はないのでOKする。
「Love Story」を見る邪魔だけはしないという条件で。
Love Storyは私の一週間で2つの楽しみの一つだ。
(もうひとつは言うまでもなく新・星の金貨)

まぁ大東君も中山美穂は嫌いではないらしいので二人でテレビに集中する。

その後、大東君から面白いLove Storyを聞いた。
昨日彼女ではない女友達(ここを強調してたな)である林谷さん(仮名)と遊園地に行ったらしい。

そして今日。
ラジオを聞いていると、こんなメッセージがあったらしい。
「○京区の方からのメッセージです。
 昨日は彼氏と遊園地で2回目のデート。
 お化け屋敷で怖くもないのに抱きついちゃいました♪」
*伏せてありますが、遊園地名と居住地は一致しております。

これを聞いて世間の人はどう思うか?
98%、「このメッセージを投稿した人=林谷さん」ととるだろう。
私もそう思った。

その旨を伝えると、大東君は遠方に住む彼女に申し訳がないから・・・、
というより、そこまで1人で思い込まれていると怖いから、
「もう林谷さんとは会われへんな」
とのことだ。

賢明っちゃぁ賢明だな。
でもまぁ、林谷さんにはちゃんと説明しとけよー。

ってことで後は他人事っと。
傍観者、傍観者♪


<次回予告>

ゴールデンウイークの終了は大学の始まりを意味する。(当たり前)
就職活動も緩やかになってきた今日、
大東君と私は今期初めて月曜日の授業に全て出席する。
しかしそれは長く苦しい道程であったのだ。

暗室の眠気に、先生の催眠術に、春の陽気に、
私たちは勝ち抜くことができるのだろうか?

墨汁にまみれた手は、
ラブレボリューションを見るためのテレビのスイッチを押すことができるのか?


次回 ひとりごとリターンズ平常版
「うつつへの扉はかくも重く」
ご期待ください。