
ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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| 2001年08月04日(土) ■ |
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| 「夏の漂泊編」 第1部 �ケ�の週末 |
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天気 雨
今日は俺が来てからはじめての週末。 土曜日の夜、日曜日の朝は客が多いと聞かされてきたが、 土曜日には長澤さんが帰ってくるはずだったので安心していた。 バイトの中では秦野さんを除く俺にとっては唯一の年長者、 しかも一通りの仕事を教えてくれた人ということで俺は長澤さんを頼り切っていた。
そこに、長澤さんが熱を出して今日登ってこられなくなるという情報が入った。 少し不安を感じたのは確かだ。 が、はっきりって仕事はもう覚えた。 テキパキとは行かないが確実にこなせるようにはなってきていた。
なんとかなるさ。
仲村もいれば立花もいるし、梓もいる。 昭子さんも手伝ってくれるみたいだし、 ホールの方も秦野さんが加わって動きやすくなったようだ。
よし、なんとか頑張って見よう。
雨が降っていたので今日は部屋の中でそんなことを考えていた。 雨が降ると山小屋は暇になると考える人が多いのではないだろうか? 逆である。 多少の雨ならばせっかく休みを取ってまで来た山を中止する社会人は少ない。 むしろ、先まで行く予定を中止して手前の小屋に泊まろうと考える人が多いのだ。
結果として頂上手前の小屋は大入りになる。
特に新館レストランでは濡れた身体を乾かし、雨宿りする人が増える。 結果として新館レストランは大騒ぎだ。 厨房からも2時間ごとに2人ずつ交代で助けを出すことになった。
新館の手伝い、夕食の準備と大騒ぎだったが、なんとかこなすことが出来た。 やってみればなんとかなるものだったらしい。 長澤さん、俺はなんとかやりましたよ。
しかし、今日の土曜日は実はまだ大したことがなかったそうな。 近年では盆休みよりも海の日前後に客の入りはピークになるらしい。 その頃はバイトの数も少なく、客は今日の倍ほど。 バイト部屋、休憩室も客室に使われ、みんな食堂の隅っこで眠った。 聞けば聞くほど凄い話だが、自分がそこにいなかったのが少し淋しい気もした。
でもまぁ、そんな時でもなんとかなっているんなら、 俺もきっとうまく出来るはずだ。
そうそう、そういえば俺が来る前に来ていて一時下山していた坂本君(仮名)が上ってきた。 少々変わったところがあり、口の利き方を知らないところがあるが、 彼は彼で一生懸命な人間であるようだ。 分かり合えるかどうかは別として、彼の元気の良さは認めてやるべきだと思う。 以上。
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