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ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年08月11日(土) ■
「夏の漂泊編」 第1部 ��山上の恋

天気 雨

岡谷さんの様子が一昨日あたりからおかしい。
なんか妙に機嫌がよかったり、携帯電話を見つめてニヤニヤしたりしている。
一体誰にメールを送っているのだろう。
女か?

余談だが頂上の宿舎ではドコモの電波が入る。
他の携帯も調子がよければ入るらしい。
因みに俺のはau。
だが俺は山中では携帯を使わないというポリシーを貫くため、
出発してからはずっと電源を切っている。
電波を探ってすらいないのだ。
他のバイトの皆さんは結構やってたけどね。余談終了。

果たして勘は当たっていた。
昨日のこと。

「明日岡谷君の彼女が上ってくるんだって〜」
休憩室で昭子さんが言っていた。
面白いから皆で色々追求するが、当の岡谷さんはいつものように

「エヘへぇ〜」
とおどけて見せるだけ。
なかなかうまいやり方だ。
畜生、ずるいぜ。

ともかく、その岡谷さんの彼女が今日、雨の中上山してきたのだ。

名前は五月ちゃん(仮名)。
昨年俺たちと同じ様にこの小屋でアルバイトしていたのだという。
畜生、うまいことやりやがって。

これ以降五月ちゃんは岡谷さんとべったりだった。
もう、飯炊きのサポートをする山田君にいたっては、

「俺居場所ないっすよ」
とまで言う始末。

まぁ幸せそうなのでよしとしてあげようじゃないっすか。
どうせお盆休みの間だけなんだから・・・・んっふっふ。

ん?お盆休み?
そういえばここ数日天気が悪いのって・・・
もしかしてお向かいの剱岳に、盆休みの百田君と木下君が登りに着てるからなのだろうか?
木下君は俺の知る限り最強の雨男。
彼とともに山に入って全行程まともに晴れたことはないという。

そうか・・・この秋雨前線みたいな奴は君が持ち込んだのか!木下君!!