
ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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| 2001年08月14日(火) ■ |
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| 「夏の漂泊編」 第1部 ��腹痛 |
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天気 晴れ
今日こそは本当に晴れた。 一日中晴れたのは久々だ。 とりあえず午前中には、 山田、牧園君、立花、水谷君、光田さん、梓の大所帯で頂上へ。 本当は桃城も行く予定だったが、ある男の陰謀でそれは叶えられなかった。 しかたなく桃城は、
「上の小屋でチョコレートを買ってきてくれ・・・」 と言い残しフロント業務へと戻った。 運のない男だ。
因みに上の小屋と言うのは、俺たちのいる小屋よりさらに頂上近くにある小屋である。 俺たちが勤めているのは村営の宿舎。 上にあるのは民営の宿舎。 だからが「頂上」という名のつく小屋の更にうえにまだ小屋があったりもするわけだ。 そしてそこではチョコレートなどのお菓子が比較的安く売られているのだ。
今回大勢で頂上に行くことになったのは暇だったのと、 久々に天気が良かったのもあるが、実はその小屋を探検する目的もあったのだ。
ともあれ、大勢で歩くのはやはり楽しい。
しかし・・・この頃から俺は自分の身体に違和感を感じていた。 右腹部に軽い痛みを感じる。 なんだ・・・これ?
しかし基本的に日頃から薬などは飲まない性格なので、
ほっとけば治るだろう。
ぐらいに考えて放っておいた。
昼は常駐の医大生主催で餅つき大会が催された。 一体どこから杵と臼を持ってきたのかは謎だが、 確かに盛り上がったし、もちも確かに美味しかった。
問題だったのは、腹痛のはずの俺がいつもどおり、 いや、いつも以上に大量に喰ってしまったことだろう。 それが原因かどうかは知らんが、午後には更に腹痛が激しくなっていた。
と言う状態だったのだが、午後は午後で天気が良かった。 あまりにも天気が良いので、 長澤さんと立花、山田、梓を誘って内緒で外へ遊びに行くことになった。 行った先は主稜線から少し離れたところにある旭岳。
長澤さんを戦闘に俺、立花、梓、山田と続く。 立花や山田はともかく、女の子ながらに梓は良くついてきたと思う。 結構きつい道なんかもあったし、頂上近くは岩稜帯になっていて危険だったからだ。
それなりに楽しんだ後、遠くから近づいてくる人影が見える。 あれは・・・・大東さんに昭子さん、秦野さん?
せっかくお忍びで来たのに早速見つかってしまった。 ていうか・・・・同罪だよな? よく考えたら繰る途中で岡谷さんと五月ちゃんも見かけたから、 厨房の従業員、バイトが全員集まっていることになる。 なんて団結力だろう。
こうしてみんなで楽しく遊んで宿舎に戻ろうとした時、 俺の腹痛は更に酷くなっていた。 いや、腹痛だけではない。 なんとなく頭がボーっとする。
それでもまだ動けなくはない。 むしろ、休憩時間に遊びまくって疲れて働けないなんて思われたくはない。 夕食の準備をいつもよりはだいぶ動きが鈍かったが何とかこないして、 やっと自分たちの夕食の時間になった。 なんだかここまでの時間が妙に長く感じられた・・・。
・・・が。 食えない。 どうしても夕食を食うことが出来ない。
隣に座っていた立花に
「調子悪くてもきちんと食べなさいよ」 と怒られてしまったが、でもやっぱり無理だ。 少しは口に入れたのだが、それ以上食える気がしなかった。
「医大の人に言ってきてあげましょうか?」 とうとう立花は心配してそこまで言ってくれたが、 きっと今後彼には迷惑をかけるだろう。 俺は自分から立ち上がり医大生が食事をしているテーブルに向かった。
「すいません、身体の調子が悪いんですが、看てもらえませんか」
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