小さいころ大好きだった絵本、どうして捨てちゃったんだろう。 書評を読みながら、そんなことをふと考えました。 「わたしのワンピース」「はろるどとむらさきのくれよん」「もりのはいしゃさん」… 大好きな絵本はたくさんあったのに、今、本棚に並んでいるのはほんの少し。 字が読めるようになり、少し難しい本が読めるようになったのは、小学校低学年のこと。 すると、急に絵本が子どもっぽいもののように感じてしまい、 ほとんど処分してしまったんですよね。 今も物置のどこかに、絵本が詰めこまれたダンボールがあるんじゃないだろうか、 そんな淡い期待までしてしまいます。 どうして取っておかなかったんだろう。 なんで捨ててしまったんだろう。 今となっては、まさに後悔の嵐です。 けれど、もし今残っていたとしても、 小さいころに読むのと、大人になってから読むのとでは 感じ方がぜんぜん違うだろうとも思います。 "今"感じていることって、とても大切なものなんですよね。 日記は続かない私だけれど、本の感想なら続けて書けるかもしれない。 自分だけの書庫があるのってうらやましいと常々思っていたけれど、 実際に読んだ本を全部残しておくのは金額的にも場所的にも無理。 だったら、その一部をノートに残して、 いつでもパラパラとめくれるようにすればいいのかもしれない。 そんなことを思い立って、急に、読書感想ノートをつけてみることにしました。 どこまで続くか分からないけれど、 自分のあしあとがそういう形で続いていたら、 けっこう素敵なことかも知れない。
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