2002年10月23日(水) ・・・・・・・・・


今朝、通学に使っている駅で飛びこみ自殺をした人がいた。
怒り。ショック。疑問。好奇。視線。
駅の中は様々なもので渦巻いていた。

私はといえば、「どうして?」そんな気持ちでいっぱいだった。
ど う し て 死 に た い な ん て 思 う の ?
死にたいなんて思ったことが一度もない私が
健全すぎる幸福すぎる人生を送ってきただけなのだろうか。
そんな私は残酷なことを考えてしまう。
こ ん な と こ ろ で 自 殺 な ん か し な い で よ !
死ぬのは勝手だ。
けれど、こんな風に他人を巻き添えにすることなんかない。
きっと、自殺した人は心に暗いものとか傷とかを抱えて入たんだと思う。
こんな簡単な言葉で済ましてはいけないような、
私なんかには計り知れないような、ものずごいなにかを。
けれど、その人は分からないんだろうか。
それを見た人が何も思わないわけはないってことを。
電車の運転手さんが苦しまされるということを。
家族や友達がもしいるなら、その人たちに迷惑がかかるってことを。
私が自殺現場に着いたのは処理が終わってからだった。
言い方は悪いかも知れないけれど、よかったと思った。
友だちの一人は、ちょうどその人の近くにいて見てしまったと言っていた。
学校までの道のりを一緒に歩いたのだけれど、
洗濯ものが上から落ちてきたり、虫が草むらから出てきただけで、
ものすごく驚いて叫んでいて、本当にかわいそうだった。

今朝の出来事は「遅延証明書」というたった一枚の紙で済まされた。
それから、新聞の後ろの方にほんのちょこっと載っただけ。
自殺した人は、腰を打っただけで済んだらしい。
どうしても、死について考えてしまう。
嫌でも自分の残酷な部分が見えてきてしまう。
こんな出来事なんか大嫌いだ。



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