本日、久々に同じ病で悩むS氏にお会いした。 彼はライターさんで、占いまでやってくれちゃう面白い人なのだが(ホロスコープから四柱推命まで)、やっぱりものを書くというのは尋常な神経ではできないんだろう、彼もまたパニック障害持ちである。 ここ数日、微妙な熱にうなされて大変でした・・・・・・などと自分の病状を報告すると、彼もまたそうだったのだという。これを自律神経失調症だと診断されたそうで、私は結局病院に行かずにして、自分の微熱の正体が何だったのかを知るに至ったのである(おいおい)。 本当に自分がそうだったかはおいといて・・・・。 話をしていくと、彼もやっぱり夏は苦手なようだった。 私も体温調節が苦手なので、夏は軒並み体温が上がり気味になり、どこか悪いわけではないのに、昨年も数日間は熱射病みたいな症状でうんうん唸ってたりもした。暑いところにいるとそれだけで体温が上がり、なおかつ、発作が頻発している時は体温調節まで神経が回らないのか、薬を飲んでただボ〜ッとしているだけの私をとことんまで追い詰める。発作さえ出なければきっとちゃんと汗をかいたり、クールダウンするためのサーキットもうまく働くんだろうけど、近年はそういった仕組みに邪魔が入ることが多くなってしまったようだ。 確かに、彼に比べると私は病歴が浅く、症状も軽いと思う。 今は薬も飲んでいない。 しかし、明らかに爆弾を抱えていると医者にも告げられてしまったので、夏が来るのがどうしても恐ろしいのである。 こういうのを予期不安の予期不安というのかもしれないなぁ・・・・と、2人してアハハと笑ってはみたものの、怖いモノは怖い。 この時期はいつも焦るのですよ・・・・・・と、予期不安的な相談を持ちかけると、彼は「焦りというモノは、何かをしようという"行動"の原動力になりはしない。」とあっさり言ってのけた。 ごもっともである。 私はそれに翻弄されて、昨年は1年まるまる棒に振ったようなものだし、今まさに再び焦ろうとしている段階で、「いかん、いかん」と自分にストップをかけているようなものなので、彼の言っていることは非常によくわかり、かつ納得がいく。しかし、この世界、このご時世、待っていても何も起こりゃしないので、何かを起こさんと躍起になってしまうもので、私は文字通り八方塞がりのところにいるとも言える。 加えて、どうしてそんなに焦るかというと、単に私は強く「自立」を欲しがっているからなのかもしれない。親のすねはかじれるところにあるし、死にかかったならばいつでもかじることができる。このまま結婚してしまえば、かじる相手は親ではなくダンナに成り代わるだけ・・・・そういうどうしようもないことを生まれて此の方うんと嫌ってきたのが、27になった今でも思想だけは絶えずに蔓延っている、そんな具合なのだ。 その「自立」願望が形を変えて、とにかく「このまま」というのを脱したい・・・・そんな思いが、昨年の夏、私をいきなり金髪にした(爆)。もっと言うなら、食べられなくなって激やせしたのもその一環と言える。あからさまに変身してしまった私を見て、周囲の大人たちは明らかによい顔をしなかったが、居心地の悪さを一番感じていたのはこの私であって、その変身が何か私に齎したかといえば、とにかく「やった」という達成感、それのみである。金髪も自分で気に入っているかいないかはどうでもよくて、ただそうすることという「行動」に意味があったような気がする。「このまま」というのが一番ダメなことのように思えてならなかったのだ。 うむ・・・・・。 彼の切り開いた「創人」(←詳細はクリック♪)に加えて頂くのが、今の私にとってはいい具合の行動かもしれない。【自律神経失調症】 じりつしんけいしっちょうしょう 自律神経の調節異常により現れると考えられる症候群。 頭痛、肩こり、立ちくらみ、便秘や下痢、動悸、冷え、発汗、のぼせなど。【自律神経】 生体の意志とは無関係に、内臓・血管・腺などの機能を自動的に調節する神経系。 【予期不安】よきふあん パニック障害の症状の1つで、自分に発作が起こるのではないかと発作が起きる前に思い込んでしまうこと。発作を引き起こしてしまう要因となる。 専門医は、発作用の薬をこの瞬間に服用するようにとも処方する。