2001年09月03日(月)
乙なオンナ

 



 今さらながら、タイタニックを観た。
 勿論、自腹を切って、ビデオを借りてくるなんて痴呆なマネはしない。
 先週末に2日に渡って、地上波放送されたのを録画して、
 それをこの天気(また悪天候・悪体調)の中、ベッドの上で何となく鑑賞していた。

 レオナルド・ディカプリオを愛して止まぬ女性らや
 もともと恋愛モノが好きな方々、
 あぁいう壮大な感動モノを観てしまうとつい涙腺が緩み、
 満たされた気分になってしまう人々(含・男性)
 ・・・・そういった方々とは、あたしはどうやら一線を隔しているようで、
 皆様が大絶賛されるような映画・・・・という範疇には入らなかった。

 だからわざわざ劇場に足を運ぶようなこともしなかったし
 ビデオレンタルが開始されても、素通り。

 でもそれは、どうやら自分自身の中では正解だったようだ。
 何なんだ? あのエンディングは。
 で、どうなんだ? 日本人の感性とやらは。

 ローズ役の声に、竹内結子を起用したという大冒険くらいじゃないか?
 地上波放送日本語版で、何とか面白味を追及したことといえば(爆)



 かつて、あたしが通っていた、某俳優養成所でも
 この映画は相当話題になっていて、
 あのシーンが良い、いや、こっちのシーンの方が特に感動する、などと
 激論が交わされたことがあったが、
 今、思い出してみると、指導者である養成所の主宰すらも、
 あの映画の本質まで見切れていなかったんじゃないか・・・・と思うほどに
 ちゃちなシーンのことしか話していなかった。











違うだろ!?










 あれは恋愛映画なんかじゃねえぞ?
 1人の少女が、「乙なオンナ」になるために払った犠牲を並べ立てた
 おぞましいヒューマンストーリーだぞ?

 100歳過ぎたばあちゃんが訥々と物語るに涙するってのは
 それ以外の何物でもないだろう。
 ラストシーン間近、
 老いたローズの眠る部屋にびっしりと飾られた写真の中には
 ジャックが教えてやるといった乗馬を楽しんでいる若き彼女の姿まであった。

 乙女というのは斯くも恐ろしきものなのである。
 決して、侮ってはならない。

 ローズは老いて「乙なオンナ」になった。
 オーソドックスではないが、何かしらいい味がある、そんな女になった。

 そんな女になるために払った犠牲は
 実に多大である。
 婚約者を裏切り、家柄を捨て、恋した人の屍を海底に突き落とし、
 その恋した人との約束を守るために下船後、
 本名(ファミリーネーム)を決して名乗らず、
 温かい家庭を忠実に築き、子供を産み、
 孫に看取られながら、100を過ぎても生き続けていたのである。
 そしてその間ずっと、あの船であった出来事を誰にも言わなかったのである。

 決して最上級ではない。
 だが、かなり上質な「乙なオンナ」である。



 ・・・・・・と。
 あたしが感じたのは、ざっとこんなところ。
 あと思うのは、宗教習慣の重みである。
 女性と子供を男たちが守っている姿は実に清々しい。
 これは一朝一夕に培われるものではなく、
 キリスト教を信仰する彼らの中で、常に教育され、
 常識とされた姿なのだが、
 日本人側から眺めていると、さながら奇妙でもある。

 ローズは優遇されるはずの女性である。
 が、それ(オンナ)を捨てて、救命ボートから飛び降りた。
 これも、払った犠牲のうちの1つかもしれない。


 命がけのオンナはどの国でも一緒。
 男より絶対に強い。


 ローズみたいになりたいなぁ・・・・・・などとは絶対に思わなかったが
 映画を見終った後、
 「乙なオンナ」になりたいもんだ、と素直に思った。



追記

 あたしの愛読している、某ぐみ嬢の日記と、そこから本日分の日記でリンクしてある円というおカタの日記・・・・・・読ませていただきました。っつうか、絶対同類に近いね(爆)。少なくとも、個性派重視の日本社会で(皮肉)打たれる出る杭側の人だな♪ もう大好き♪ 会ったら、絶対抱きしめるね、あたしゃ。



 

あさみ


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