2001年09月15日(土)
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もういやだ・・・・。 |
チャンスは来るべくして来た。
たまたまネットで見つけた、とある芸能事務所。 東海地方の芸能事情にまだまだ疎い私にとっては、 この事務所の存在は、正に渡りに船であった。
俳優・タレント・モデル・アーティスト・作家・ダンサー・技術スタッフ・・・・
随時募集・年齢不問
私なら、ここで2つの道を更に選択できる。 欲を言えば、2つともが満たされるかもしれない。
物書きとしての自分。 役者としての自分。
早速、宣材写真を用意して、履歴書を書かねば・・・・と 私は、いつになく気分良く、とても張り切った。 道が・・・・私が歩きたかった道が、すぐそこまで伸びてきている。 これを逃がしてなるものか・・・・。
都下りを余儀なくされた私が 再び中央へ乗り込むための道が、すぐそこまで来ているような気がしたのだ。
見れば、ここを興している某プロデューサーは わざわざ、東海地方に埋もれている才能を探すべく、都を下り 名古屋で事務所を興したらしい。
が・・・・・。
どうしていつも、こうなのだろう。 私が頑張れば頑張るほど、何かが脚に枷を嵌めるようにして 引き摺り戻される。
折からの悪天候でか、突発的な発作に見舞われた。 しかし、いつもとは明らかに違う。
まただ。
またあいつが目覚めた。 切るぞ、切るぞ・・・・と私を追い込むあいつ。 東京から帰ってきて、数日後、 ヤツは初めて、この家で謀反を起こした。 鏡を割って、その破片で私を自傷行為に走らせようとしたのだ。
今回も同じ。 切るぞ、切るぞ・・・・と脅かされ、 私は怖くて怖くてたまらなくなり、 切られては困る両の手首を、互いにぎゅうと強く握るようにして 私は、ベッドで蹲った。 怖くて怖くて仕方がない。 だけど「理性」でヤツを封じ込めなければならない。 この拮抗は私を泣かせる。 辛くて辛くて、たまらないものだから、 子供みたいにワンワン泣く。
どうしてだ? 私が、外へ作品を発表しようと必死に努力し この輪廻を終焉に持ち込みたくても あいつは許してはくれない。
今日も結局、薬で無理矢理発作を治め、 履歴書を買いにゆくことも出来ず、 そのまま1日が終わろうとしている。 切られるよりはマシだ。 今、この手首をやられるわけにはいかない。
意地だ。
あいつを封じ込める手段が、眠りに落ちることだけだとするなら 薬を飲んででも、寝よう。 もう、こんな処で、鬱々としているのは真っ平だ。 これは決して「焦り」なんかじゃない。 「自己防衛」だ。
こうして、発表に持ち込みたい小説があっても、 中央で培ってきた演技メソードがあっても、 私は動けないのだから、もう十分、罰は受けたはずだ。
闘ってやるよ。
あいつが正しいのか、 この私のからだが求めるものが正しいのか、 きちんと形として表さなければならない。
たとえ、今、目の前に現れたあのひとすじの光が幻だったとしても 私は、闘ってやるよ。
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